オリジナルデザイン墓石って何?

『自由であるが故の不便さ』

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

昨日までのお話しで、和型墓石、洋型墓石と続けてきました。

今日はその先の世界、オリジナルデザイン墓石についてお話しをさせて頂きます。

まず、気になる所で、

【オリジナルデザイン墓石の定義】

って何?

とよく聞かれます。

これにつきましては、諸々考え方があると思いますが、私どもは

・唯一無二の存在

・その人、その家族でなければ成しえなかったお墓

・他のお墓には無い絶対個性が含まれている

こんなところで定義しています。

なので、自然石を使ったお墓も、オリジナルデザイン墓石として扱っています。

同じものは絶対につくれませんからね。

その石の持つ風合い、雰囲気、形状を気に入って下さったわけですから。

ただ、ご自身でお墓のデザインをしたり、自由な発想で個性を込められる時、とても大切な考え方があります。

それは、

【お墓は祈りの対象】

であるということ。

手を合わせて拝まれるのです。

最低限、これは守らないといけません。

誰もがそのお墓の前に立った時、自然と手を合わせ、心静かに拝むことができる。

お墓には、必ず備わっていないといけない条件です。

自由とは言え、何でもOKという訳ではありません。

逆に自由すぎて、どうしていいか分からない、と思われるかもしれません。

そこは私どもに任せて下さい。

過去の経験やお客さまの思いをくみ取り、具体的なカタチに落とし込みます。

その際に気をつけたい事柄と致しましては、やはり具体と抽象のバランス。

デザインが具体的であればある程、独創的になります。

唯一無二の存在です。

しかし、不変性は失われる。

お墓として、何代にもわたって皆さまから拝まれるには、ある程度の宗教的意味合いを持ち、お墓としての佇まいを醸し出さないといけません。

オブジェやモニュメントではありません。

そんなものは何処かの公園や自宅の庭にでもつくって下さい。

あくまでも

【お墓】です。

じゃあ、どうしたらお墓としての普遍性を持つことができるのか。

先ほどの、

【唯一無二】

の考え方と矛盾していると思われるかもしれませんが、次の世代になっても、お墓として使えるかどうか。

お墓は継承されるものです。

もちろん、現代は子子孫孫ではない方への継承も考えて行かないといけません。

しかし、基本は子供、孫への継承。

その際に、快く受け継いでもらえるかどうか。

これが大切です。

その為には、見た目であるデザイン上の普遍性と構造上の強度が求められます。

カタチは先ほどお伝えいたしましたが、もう一つ大切になってくるのが強度と経年での劣化具合。

デザイン系の墓石になりますと、どうしてもカタチが洗練され、強度は二の次になりがち。

しかし、地震などの対策も含め、継ぎ接ぎだらけの墓石ではお話しに無りません。

石の組み方、内部の構造、見えない部分の補強的加工、接着剤や金具での補助。

様々な要素を組み合わせ、100年は経常保持ができるつくりを目指します。

当然ですが、途中でのメンテナンスは必要です。

しかしながら、接着剤でベタベタくっつけて、メンテナンスもできないお墓はNGです。

接着材などの化学剤は、紫外線や水の影響を受けやすく、早ければ5年で劣化。

長く持っても30年です。

住宅メンテナンスを参考にして頂ければ、お墓だけ無条件で長持ちするわけはないとご理解頂けると思います。

あまり脅すわけではありません。

ただ、お墓をつくる時は、この程度の事は当たり前と認識している職人じゃないと、お墓をつくる資格は無いと思います。


〔本日のお墓ことば〕

無個性墓も実は立派な個性墓


さて、そんな自由なお墓づくり。

昨日は残念なお天気でした。

止んだかな?

と思ったら、また降りだしたりと。

お天気から嫌われた一日でした。

ただ、ありがたい事に、若い職人たちは教育訓練の日。

揃って教育機関へ出向いていました。

という事で、工場では矢田と矢田父(先代)だけで石材加工。

まあ、細々した感じでしたよ。

そして東海市、高浜市、豊田市へ。

お墓づくりのお打ち合わせです。

さらに今日もお墓工事は進みません。

実は、名古屋店の墓石展示を行います。

名古屋店に新しく、展示墓石が増加します。

素敵な石を使った、素敵なお墓。

ぜひぜひご覧くださいね。

お墓に対しての考え方が180度変わるかも・・・。

そして、その他のメンバーは渥美半島へ。

某テレビ局からの依頼で、CM撮影。

弊社のCMではありません。

テレビ局のCMに、ウチの職人たちがキャストとして出演するのです。

「何のこっちゃ?!」

と思われますよね。

矢田もそう思います。

まあ、詳細はまた後日。

楽しみにお待ちください。

で、今日のお打ち合わせは東郷町、碧南市、岡崎市内で行われます。

午後からはご来店の予約を頂いてます。

世の中は連休が始まるみたいですが、私たちはまだまだこれから。

今日もお墓づくりに精進します。

感謝


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お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を。

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