一宮市、豊山町で墓石工事

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

昨日は火曜日、ラジオの日です。

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』
10:30頃~【お墓にかようび】に出演しました。

→ http://haka.yatasekizai.com/media/

最近は石の種類であったり、選び方などの専門的な話が続いてました。

なので少しやわらかめの話題です。

実は【各都道府県の石】というものが今年の5月に発表されました。

そのことについてのお話しです。

日本地質学会という団体があります。

石や岩石、鉱物全般、宝石も含め、地下資源について研究をしています。

その団体が発表したのが【県の石】という訳です。

それぞれの県で採掘されている、【岩石】【鉱物】【化石】について、代表的となるものが選ばれているそうです。

当然、愛知県の石は岡崎の石だろうと、そう信じていました。

かすってもいないですね。

「松脂岩(しょうしがん)」という鳳来寺山で産出する石材が選ばれていました。

各県の石の情報をみると、同じ石材産地で茨城は県の石が花崗岩ということ。

面目を保っています。

四国の香川県につきましては、かんかん石という、音の鳴る硬い石が選ばれています。

その他墓石屋が馴染みの石としては、岡山県の万成石というピンクの花崗岩が選ばれていますね。

その他はもうほぼほぼ知らない石ばかりです。

で、これはいったいどうしたものかと悩んでいました。

この地質学会の権威であられる、服部仁先生という方にお会いする機会がありました。

なので、愛知の石は岡崎の青石でしょと、直談判してきました。

この服部先生、実は名古屋大学に在籍されていたこともありますし、そもそも名古屋市の出身。

そんな方でしたから、同郷ということで、けっこう気さくにお話ししてくださいました。

で、私が怒りに感けて

『先生!あの県の石は一体全体どういう選考基準なのですか?』

と問いただしたところ、

『あれは、若い研究者がいろいろ考えて決めたこと。私は知らないんだ。墓石屋さんの広告でもないよ』

と返されました。

そして、実はこの【県の石】は戦前版もあったということ。

そこには台湾、韓国、樺太などの石も含まれていたそうです。

かつてはどの土地も【日本】であったためです。

そんな細かい情報も入手しつつ、お墓に使われる石について、改めて基礎的なことを教えてくださいました。

その中で一番驚いた話があります。

先生は研究者なので、石の数値化(例えば圧縮強度ですとか、引っ張り強さ、ねじれ強さ、吸水率など)については本当に詳しい。

しかし本人曰く、その数値以上に、石屋さんの目利きが重要だと。

どういう事なのかと申しあげますと、まずこの日本という国は、石をはじめとする地下資源に対して、興味関心がなさすぎる。

その証拠に、この国にいらっしゃるといわれている八百万の神には、石など地下資源の神様がいないのだそうです。

では、石文化先進国のヨーロッパはどうか?

なんと、【ノウム】と呼ばれる地下資源の神様がいます。

その神様は皆さんも知っている有名な方々。

「ハイホーハイホー」で知られる白雪姫に出てくる7人のこびと。

実は彼らこそ地下資源の神様【ノウム】。

それだけ欧米の方々は石に馴染まれているという証だそうです。

半面、日本は木の文化。

石の職人さんでもない限り、石の目利きは出来ません。

で、先生曰く、石屋さんの言うところの「この石は堅そうだ」とか、「この石はサビてしまいそうだ」「傷が隠れていそう」という感覚がとてもあてになる、と誉めて下さいました。

結局フィーリングみたいです。

数字はあくまでも参考程度。

感覚を研ぎ澄ませて、石を見ることが重要だと改めて教えられました。

服部先生から教えて頂いたことは、地震も含め石の加工など、多岐にわたります。

機会があれば、また改めて詳しくお伝えいたしますので、楽しみにしていてください。

ということで、ここからは昨日行われましたお墓工事風景。

お伺いしたのは、一宮市の寺院墓地。

大きな五輪塔の建立です。

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クレーンで吊り下げて石を設置します。

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空がすでに夏ですね。

石と青空。

暑~いお墓日和です。

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五輪塔周りの石板を設置。

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今回の工事終了です

メイン塔がいよいよ建立。

完成も少しづつ見えてきました。

もう一息、がんばります!

続きまして、こちらは豊山町で始まった新しいお墓工事。

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こちらの墓所で基礎工事を行います。

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掘り終えた溝に石製納骨室を配置します。

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砕石を敷き詰め、叩いて締めます。

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墓所の広さに合わせ、鉄筋を組みます。

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振動機を使いながらコンクリートを流し込みます。

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コテを使い表面を固めながら均します。

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工事終了です。

次回は外柵の設置工事、墓石本体へと続きます。

完成が楽しみですね。

そしてこちらは幸田町で完成した墓石。

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伝統的スタイルの重厚な雰囲気。

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お施主様たちの手により、お墓を守るさらしが巻き付けられます。

20160706 (4)

カバーを被せ、養生いたします。

開眼・納骨式の日まで、もうしばらくこの状態。

最後までしっかりとお手伝いさせていただきます。

引き続きよろしくお願いいたします。

そして一宮市、刈谷市へお伺い。

お墓づくりのお打合せです。

午後からは岡崎にご来店。

ありがとうございました。

さて、今日のお墓づくりは一宮市の寺院さまへ。

昨日の続きです。

そして、名古屋市営のみどりが丘公園墓地へ。

こちらは新しく始まるお墓工事。

基礎づくりになりますね。

そして、午前、午後とご来店の予約をいただいてます。

お伺いしてのお打合せは名古屋市内、市営八事霊園、知多市です。

暑さに負けないように頑張ります!

今日もお墓づくりに精進します。

感謝


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