おはようございます。
矢田石材店の矢田です。
先日、電話でお墓についてのご相談を頂きました。
ご年配の男性からです。
「お墓の正面文字をお寺さんから間違っていると言われた。直さなきゃいけないか？」
矢田の答え
要約すると
「どちらでも、好きにして下さい」
理由は、読み進めて頂ければ分かります。
状況を時系列でまとめてみますと、
・お墓をつくりました
・お寺のご住職に魂入れをお願いした
・住職から、 彫刻された正面文字がおかしいからダメと言われた
・つくった石材店に相談した
・その石材店が本山に聞いてみた
・「好きにして下さい」というご返答
・だから自分は正しいという主張
・しかも、その方はお寺を変えようか検討している
※同じ宗派で
こんな感じです。
まあ、単なる怠慢ですね。
そもそも、何故お墓の正面文字を、お寺からダメ出しされたのか？
その地域は、皆さんそろって
【○○家之墓】
と、正面に彫刻されているそうです。
しかし、それが面白くなかった。
なので、別の文字を刻みたいと思い、自分の好きな仏さまの名前を彫ったという事です。
お寺の住職に相談せずに。
石材店が
「良いんじゃないですか」
といったから大丈夫という理由で。
もう、なにもかもが逃避です。
※その石材店も怠慢ですが・・・・
同業としてお詫びします。
周りと違う事がしたかったら、それ相応の責任と努力が必要になります。
批判に負けない強い心。
なぜそのようにしたのか、明確な理由。
そして、事前の根回し。
ついでに言えば、施工後のお墓を愛する努力。
皆に愛されている人、お墓は、それ相応の努力をされています。
努力せずに愛してもらえるのは、赤ちゃんだけです。
そこから逃げてはいけない。
自分のつくったお墓、これからつくるお墓を、
・認めてもらいたい
・愛してもらいたい
そう思うなら努力は不可欠。
つくる前に努力するか。
つくった後に努力するか。
それだけです。
この男性の場合、
お墓をつくる前の段階で、文字の件をに住職に相談したら、反対されると分かっていた。
だから事前相談していない。
結果的に出来上がった後、苦労している。
そして、
「石材店がいいよと言った」
「本山がいいよと言った」
「矢田敏起という者に聞いたらいいよと言った」
だから認めて下さい。
このような主張です。
欠落しています。
何故、自分の想いを伝えないのか。
願いを伝えないのか。
正面文字をそうしたからには、それ相応の想いがあったはず。
悲しい事に、自分の想いからも逃げてしまっている。
そして、お寺を変えるという最悪の選択を考えついてしまった。
それは何の解決にもならないです。
お寺は、同宗派であれば、誰が何をしているかすぐ分かります。
A寺からB寺へ変わっても、みんな知っているから何も変わりません。
後指をさされるだけです。
「あの人何やってんの？」
と。
立ち向かって下さい。
逃げずに住職とヒザを突き合わせて語って下さい。
ご自身が
何故、お墓をつくったのか
何故、この文字を刻んだのか
家族に何を伝えたいのか
どれほどお墓を愛しているのか
自分の人生は一体何のか
何が大切で
何を失ってもいいのか。
よく考えて行動して頂きたい。
くれぐれも、
「岡崎の矢田石材店の矢田が いいって言ったから認めてよ」
これは止めてね。
〔本日のお墓ことば〕
逃げる人生か 挑む人生か
お墓をつくればどちらか分かる
さて、そんなお墓相談を受けつつも、週末にはいくつかのお墓が完成。
お引き渡し→閉工式が行われました。
こちらはそのひとコマ。
何かを行うには、何か理由がある。
その想い、願いの強さが、実行力に。
お墓は人を強くするのです。
責任と、至る努力。
大切です。
思い出深い素敵なお墓づくりでした。
今後もお墓守として、改めてよろしくお願いします。
そして、昨日はご来店が午前に集中。
ご予約を頂いてました。
午後からも急なご来客があったり、電話でディ―プな相談を多数いただいたり。
とても充実した一日でした。
さて、本日は月の変わり目。
毎月恒例の全社会議。
職人も、名古屋店のメンバーも、みんな一同に揃います。
じっくりと、自分たちの仕事を省みて、未来をつくる計画を立て、実行します。
日本のお墓と人の世を守るため。
今日もお墓づくりに精進します。
感謝
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お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を。
『心が強くなるお墓参りのチカラ』
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お墓職人がつくる注文墓石専門店 矢田石材店
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