名古屋市、岡崎市で墓石工事

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

昨日は火曜日です。

CBCラジオ『つボイノリオノ聞けば聞くほど』
10:30頃~【お墓にかようび】に出演しました。

→ http://haka.yatasekizai.com/media/

先回に引き続き、

【お墓づくりの流れ】

について、お話いたしました。

お墓をつくろうと決意された流れの中で、まず取り組んでいただきたいのが、

『お墓のコンセプトづくり』

ということで、

・いつ、

・どこで、

・何をつかい、

・どのように、

・誰が、

・何のために

お墓をつくるのかを、お考え下さいとお話し致しました。

補足になりますが、出てきたいろんな項目をまとめ上げるとなお良いです。

お墓づくりそのものを一言で表します。

これこそがよいコンセプトづくりです。

例えばですが、

『家族みんなが帰ってこれる場所づくり』

ですとか、

『母への感謝をお墓にする』

とか、

『私たちらしさの象徴としてお墓をつくる』

などです。

ただ、一言にまとめるのは結構大変。

なので、私たちで考えさせていただくことのが多いです。

このコンセプトづくりを前提として、さらに深くお伝えしたい内容は、お墓づくりの流れで重要になってくる、

【お墓の種類とデザイン】

についてです。

・【何を】

・【どのように】

に該当する項目です。

カタチに関する注意点として、まず頭に思い浮かぶのが

・和型墓石とか、

・洋型墓石など。

しかし、そういったことよりも、宗派的、宗教的な意味合いを強く反映させるかどうかということ。

そして、地域性。

周囲の方々との調和や、しきたりを重んじるか否か。

その上で、どの程度自分たち家族のオリジナリティーを出していくかがポイントになります。

例えば、

神道の方ならば、昔ながらの神道式のお墓をつくるかどうか。

最近のお墓にみられるような、独自性や石の色を使うかどうかなど。

他に宗派的な意味合いを強くするかどうかなど。

一例として、

・お花立や線香立の有無、

・卒塔婆を立てるかどうかなど

も含まれます。

地域的なしきたりに関しては、例えば提灯立を配備するかどうか。

地域によっては、お盆の時期に、墓前で火を灯すのための台座が必要なところなどもあります。

後は、大きさなど。

本家より大きなお墓をつくってはいけないとよく言われます。

それ以外にも、

「あの家のお墓を越えたらやばい」

というように、墓地規則などに載っていない、暗黙のルールが存在する墓地もあります。

なので、墓地係さんや、地域の重鎮からアドバイスがもらえるように、普段から地域のコミュニティーには何かしら所属しておいてください。

そして、自分たちのオリジナリティーをどの程度盛り込むか。

これは程度問題です。

ひと言で済ますことはできません。

やりすぎには注意して下さい。

以前、ディズニーランドみたいなお墓をつくりたいとおっしゃられる方がいました。

理由をお聞きいたしましたら、

『なんか楽しそうだから』

そして、

『変なお墓いっぱいあるじゃん!』

と言われました。

そして、

『隠れミッキーたくさん彫刻したい』

と言われました。

さすがに隠れミッキーはちょっと・・・・と、

「出来ません」とは答えなかったのですが、倫理上もろもろの問題があり、断念して頂きました。

※著作権も問題のひとつです。

お墓のカタチ話で思い出しました。

やりすぎた話です、

【五輪塔】と呼ばれるお墓があります。

お墓の元祖として、昔はたくさんつくられたお墓。

お釈迦様のお墓、インドのスツゥーパと呼ばれる塔が原形と言われています。

上から、宝珠、半球、三角、球、四角というように、色んな形を組み合わせで一つのお墓を構成しています。

これをもとに、

【ニューデザイン五輪塔】

というカッコいい、画期的なお墓を考えました。

しかし、見向きもされませんでした。

私たちの考えではなく、お墓をつくり守ってゆくお施主さまの想いや願いが反映されないと、お墓というものは成り立たないんだなあと、その当時、非常に勉強させられました。

奇抜なものなら誰でもつくれます。

自分たちらしさを反映させるのであれば、誰もが足を止め、

『おお!』

と驚きつつも、自然と手を合わせて頂けるような、そんなお墓を目指して下さい。


〔本日のお墓ことば〕

其々の状況にあったお墓をつくる


ということで、こちらはお施主さまの考え、想いがいっぱい込められたお墓づくり。

お伺いしたのは、地元岡崎市の寺院さま墓地。

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芝台の上に、囲いとなる石材を設置します。

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組み終えた石材を、ステンレス製金具で固定します。

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ねじれの起こらないように、上下2か所を補強します。

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天板を乗せ、墓石本体を組んで行きます。

まずは最下層となる4つ石。

4分割された石材を組み合わせて、ひとつの大きな台をつくります。

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4つ石も金具で固定します。

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4つ石から上は、無垢の台座石を積み上げます。

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石材が上下に連なる部位には、地震対策の補強を行います。

中心には脱落防止の【要石】。

4隅にはゲル状の衝撃吸収材【安震はかもり】。

シーリングはバック材を使い、強度は2.5倍に増強されます。

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竿石底面の凹に、要石の凸が収まります。

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石材と石材の継ぎ目をシーリングして工事終了です。

次回は仕上げを行い完成の予定。

出来栄えが楽しみですね。

続きましては、名古屋市営のみどりが丘公園墓地。

オリジナルデザイン墓石の設置工事を行いました。

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基礎コンクリートの上に下地をつくります。

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入り口の拝石から設置。

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墓石本体の土台を設置。

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組み終えた石材を、ステンレス製金具で固定します。

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ねじれの起こらないように、上下2か所を固定して、基礎とも繋ぎます。

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石製納骨室内部。

きれいな土に入れ替えられ、洗い砂でお化粧されます。

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大きな天板を運びます。

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吊り下げて設置。

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微調整をいたします。

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石材と石材の継ぎ目をシーリングして工事終了。

続きは本日行います。

そして、豊明市の寺院さま墓地へ。

墓石の外柵設置工事を行います。

蒲郡市では完成した墓石への開眼・納骨式が営まれます。

雨も上がった模様です。

夜降って、朝上がる。

最高の梅雨前線です。

今日もお墓づくりに精進します。

感謝


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お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を。

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