おはようございます。
矢田石材店の矢田です。
昨日はラジオで放送された内容も含め、洋型墓石やデザイン墓石のの分割方法について、参考例も含めながらお伝えいたしました。
今日も洋型墓石の話を続けます。
実は、洋型墓石を選ぶ場合、2通りの方々がいらっしゃいます。
少し乱暴な言い方になってしまうかもしれませんが、
『洋型墓石が良い』
と思う方と、
『洋型墓石で良い』
と思う方。
『洋型墓石が良い』
と思う方は、主体性を持って、お墓をお選びになった結果、選択肢としての
【洋型墓石】
を求められています。
しかし、
『洋型墓石で良い』
という方は、
【和型が嫌】
もしくは
【和型以外なら良い】
という考えで洋型墓石をお選びしている。
まあ、間違いではありませんが、出来る事ならば、前者であってほしい。
まず、洋型墓石を選ぶ方の傾向をお伝えいたしましたが、お墓づくりは嫌々行うものではなく、楽しんで頂きたい。
もし、楽しくないとお感じでしたら、私ども墓石屋の役不足が原因でしょう。
ありがたい事に、矢田石材店でお墓をつくって下さる方々は、概ね楽しんで下さっているように思えます。
まあ、楽しくなければ、お墓つくること自体止めてしまますものね。
話を戻しましょう。
洋型墓石をカタチから入って選ぶ時のコツです。
特徴としては、和型と比べて背が低く、低重心なデザインになります。
故に、地震などの揺れに強いというメリットが考えられます。
中には、石板を地面に埋め込むスタイルの、絶対に倒れるという事が無いデザインのお墓もあります。
ただ、そうは言っても、対策なしではいけません。
和型墓石と同じように、内部構造は強固に考えられています。
洋型墓石はタテ・ヨコのの比率が均等ではない形状になるので、一方向のみではなく、全方位からの揺れや衝撃に対応する工夫が必要となります。
具体的には、中心部での固定や補助ではなく、4隅、4か所の補強、もしくは広く2点での補強。
もともと低重心なので、土台部分は比較的頑丈なはず。
頭でっかちになり過ぎないように、気をつけないといけません。
そして、形状をつくるための切断や削り出しの際、なるべくロスが少なくなるように、注意が必要です。
洋型墓石は見た目のやさしさや穏やかさを表現する為、角を丸めたり、石を斜めにカットします。
そのカットされた部分や削った部分も、材料として石の費用になりますので、ご注意ください。
石は無垢の状態から削り出しで加工致します。
なので、完成の状態が丸みを帯びていればいるほど、出来高は低くなります。
形状を考える時は、その事実も考慮して下さい。
そして、これらの加工に関しては、国内で行う場合と、海外で行う場合は加工費が大きく変わります。
海外、ほぼ中国ですが、精巧な加工でなければ、加工費はそれほどかかりません。
しかし、国内の場合そうはいきません。
加工に必要な時間、道具の減りも考慮され、加算されます。
このような理由からも、洋型墓石は海外の石がよく選ばれます。
色合いがカラフルで、選択肢も増えるという理由も、当然あります。
しかし、程度の差こそあれ、特別な加工費が必要無いので、洋型墓石はほとんど海外でつくられます。
逆に言えば、洋型墓石がここまで普及したのは、海外(中国)で墓石を加工する仕組みが出来たからと言い換えられます。
四角四面のデザインではなく、加工を加えた形状をお求めの際は、圧倒的に海外製の方がお求めやすいと覚えておいて下さい。
弊社のように、地元で石材が算出する地域は、地元の石を使った洋型墓石もつくります。
その数は意外と多いのですが、市場に多くは流通できません。
地元愛の方、日本愛の方にしか受け入れられませんからね
そんな素敵な洋型墓石なのですが、気をつけて頂きたい事があります。
多くの洋型墓石を墓地で見かけるようになったとはいえ、まだまだ和型主流の地域は多く残っています。
そういった墓地で洋型墓石をつくる、もしくは墓地で初めての洋型墓接建立になる、という場合は、周りの方が大変注目致します。
なので、洋型墓石ということでデザインも目立つ、石の色合い、柄も奇抜であったり派手、という事にならないように気をつけて頂きたい。
デザインが派手でしたら、石はおとなしめに。
石が派手でしたら、デザインはおとなしめに。
両方主張が激しいと、注目度が激しすぎて、皆さまに理解されず、後指を指されてしまうかもしれません。
めんどくさいと思われるかもしれませんが、墓地とはそのような場所なのです。
田舎であれば、それこそ独特のコミュニティーの場。
どうかお気をつく下さい。
そして、出来上がった当初は、お参りに行かれる回数は出来る限り多く。
皆と違うという事は、それ相応の責任が圧し掛かるのです。
「なぜあの人はみんなと違うお墓なのか?」
と思われるのです。
そのお墓の花が枯れていたら、
「変わった人だ」
「皆と違うお墓つくりたかっただけか・・・」
「せっかくつくったお墓がかわいそうだ」
と、想像されます。
ですから、皆さんから認められるためにも、完成当初のお墓参りは多めにがんばりましょう!
〔本日のお墓ことば〕
嫌で選ぶも 好きで選ぶも
自主性を持ったお墓づくりを
さて、ここからは昨日行われたお墓工事のご紹介です。
お伺いしたのは蒲郡市の地域墓地。
新しくお墓工事の開始です。
数日間、養生して次回の工事を待ちます。
続きましては地元岡崎市のでの墓石リフォーム。
立派になりました。
お墓をきれいにするのは本当に気持ちの良い仕事。
新しいお墓をつくるのも良いですが、時にはこのような仕事も心が洗われます。
素晴らしい仕事をありがとうございました。
引き続き残りの仕事もがんばります。
さて、昨日はお伺いしてのお墓のお打ち合わせが数件。
東海市、碧南市、そしておとなり三重県へ。
新しい出会いもあり、楽しい一日になりました。
さて、本日はあいにくの雨模様。
残念ながらお墓工事は延期。
となるところですが、実はありがたい雨。
今日は職人総出で研修の日。
外部機関へ出向き、加工機器の教育訓練。
資格取得に励みます。
とは言え、残されたメンバーは外仕事は出来そうにありません。
工場で石材加工に励みます。
そして、お墓づくりのお打ち合わせ。
今日は東海市、高浜市、豊田市へ出かけます。
地元岡崎では石材の仕入れ。
お天気はいまいちな感じですが、お墓づくりに精進します。
感謝
過去のブログはこちら
→ http://ohakaman.yatasekizai.com/
お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を。
『心が強くなるお墓参りのチカラ』
心が強くなるお墓参りのチカラ
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インターネットの本屋さん「アマゾン」でも販売しています。
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「自慢したくなるような【誇りあるお墓】をお施主さまと一緒につくる」
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