岡崎市の地域墓地で墓石再建

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

昨日は火曜日ということで、CBCに行ってきました。

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』
10:30頃~【お墓にかようび】に出演の日です。

→ https://www.yatasekizai.com/media/

コーナータイトルは【お墓】にかようびですが、矢田にとっては【CBC】にかようびになっています。

まあ、どうでもいいことなのですが・・・。

さて、昨日話した内容は、東京出張で行きました『石の建物ツアー』です。

先日、エンディング産業展に行ってきた話を致しました。

その期間中に、岡山県の石材問屋さんが企画した、【東京駅近辺の石の建物見学ツアー】に参加していたのです。

まずは東京駅。

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東京駅は稲田石、北木石が使われています。

どちらも日本各地で使われている有名な石です。

そして、銀座のど真ん中にある「和光ビル」に行ってきました。

突き出た時計台が目立っている、素敵な建物なはずです。

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下から見上げているので、時計台が見えません。

建物の外観を見学させて頂いたのですが、こちらは北木石と万成石が使われています。

素敵なつくりをした建物でした。

ですが、そのことよりも売られている時計をはじめとした貴金属を購入していく人がですね・・・

中国の方ばかりなのですよ。

日本の方は入っても手ぶらで出てくるだけです。

中国の方は小さなお子さんまで手提げ袋持って出てきますからね。

感心します。

敵いません。

あとは明治生命館ですね。

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こちらも見上げ続ける感じです、首が・・・。

ここは1997年に昭和の建造物として初めて重要文化財に指定された建物。

西洋様式建築の最高到達点を示すものとして非常に高い評価を受けています。

正面に長い柱がドーンとそびえていて、その上に細かく美しい彫刻がこれでもかというくらいに丁寧につくられています。

私は建物を見た瞬間に見どころはここか!と上を見上げていたのですが、一緒に行った石屋さんの何人かは、この部分に気づかずに、柱をなでて

「うーん、いい磨き加減だ・・・」

などと言っていて、なるほど、人によって見る視点が違うんだなと思いました。

このツアー、実は岡山県の石がかなり多く紹介されています。

岡山の石が多いのは実は理由があります。

主催者が岡山県の石材問屋だから・・・

ということではありません。

岡山の石は採掘量が多いのです。

大きな石の柱をつくったり、巨大な建物の壁一面を石でつくるため、生半可な量の石材ではまかないきれません。

なので、基本的には埋蔵量もあり、採掘量も全国トップクラスの石材しか使用する選択肢にならないということ。

岡崎あたりの山の石は、採掘量が少ないため、まずこういった建造物には使われません。

そしてもう一つ、重要なことがあります。

関東にも採掘量の多い山が当然あります。

それらの山から石を運ぶ際は、陸路で運びます。

一方岡山の石ですが、海を通る海運で運ばれます。

実は、海運の方が運賃が安く、結果的に安上がり。

なので岡山の石が選ばれていたそうです。

靖国神社にも伺ったのですが、大きな大鳥居も北木石でつくられています。

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矢田と専務榊原のツーショット。

原石を運んできて、現地で加工したと聞きました。

理由はよくわかりませんが、当時は海を渡って石を運び、現地での加工が結構行われていたという話でした。

ただ、このような日本の石を贅沢に使った建築物は、今ではほとんどなくなりました。

海外から石が輸入されるようになり、コストの面で敵わない日本の石は大量に使われなくなってしまったのです。

その結果、少量でも山の運営ができるように、良い石だけを厳選して価格を上げるという流通の変化が起こりました。

そして、価格を上げ続けた弊害も起こります。

当時使われていた日本の石をもう一度使おうとしたときに、価格がメチャクチャ高くなってしまい、結局海外の石材が使われるということになっています。

今回伺った建物のひとつで、【聖徳記念絵画館】という大きな建物があります。

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すべて万成石でつくられている美しい建物。

この建物の改修工事が行われるということで、採掘元に石の見積もり要請があったそうです。

12トンの石を必要とする大きな仕事。

結局予算が全く合わず、石のスロープをつくる160キロ程度の注文になってしまったそうです。

当時と今では石の値段が違うので、12トンは買ってもらえなかったと話していました。

自虐的に話していましたが、この話には続きがあります。

今回のツアーを終えて、万成石の親方が会社に帰ったところ、この件の受注が決まっていたそうです。

しかも、短納期。

慌てて段取りして何とか間に合わせたみたいです。

他人事ではありますが、とてもよかったです。

日本の石まだまだいけるなと、改めて思いました。

岡山の石はお墓にも使われています。

お墓づくりの際は、一度ご検討いただけたら嬉しいです。

さて、ここからは昨日のお墓工事風景です。

お伺いしたのは地元岡崎の地域墓地。

お墓の再建工事です。

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お施主さまの手で御還骨。

納骨室にご遺骨が納められます。

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石を設置するコンクリートに下地をつくります。

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土台部分の石材を加工しています。

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石材を据えます。

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傾きや位置を合わせます。

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中心につくられた納骨室は、きれいな土が被せられます。

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再建完了。

残すは墓誌の設置と仕上げとなります。

続きまして、こちらは幸田町で行われたお墓の完成、お引き渡し。

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お施主さま達の手で、お墓を守るさらしが巻き付けられます。

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素敵なお墓づくりでした。

引き続き開眼・納骨式もよろしくお願いいたします。

工場では石塔の加工が進められています。

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台座部分の水垂を磨いています。

細かい仕上がりになりますが、この辺りを丁寧につくると、見栄え、石の持ち具合が変わります。

午後からはご来客さま。

話が盛り上がり、今後は素敵なお墓仕事に携われそうです。

そしてお伺いしてのお打合せは西尾市、そして名古屋市の寺院さま。

次回のお打合せを楽しみにしていてください。

さて、本日のお墓工事です。

お伺いするのは知多市の地域墓地。

和型墓石の建立工事を行います。

工場では石材の加工が進められます。

そして今日は名古屋国際会議場へ。

矢田石材店にとって、毎年恒例行事ですが大切なイベント事。

しっかり自己主張しながら、相手の話を聞いて、可能性を引き出して行きたいです。

意味が分からない方がほとんどだと思います。

ご興味ありましたら、またお会いした時にでも・・・・。

今日もお墓づくりに精進します。

感謝


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