おはようございます。
矢田石材店の矢田です。
少し前の話ですが、ある墓地へ行って墓所のご計測・観測をしていました。
初めて伺う墓地ではありません。
何回か行ったことのある墓地です。
一通りお施主さまとお打ち合わせを終えました。
その後、矢田だけが残って詳細を計ることに。
墓所の広さ、周辺のお墓の傾向、大きさを観測し、墓地全体の景観や、地盤のゆがみ、水の流れを確認しました。
最後に搬入ルートを確認しながら、駐車場へ。
車に戻り、諸々の情報を記入し終えました。
その日は、数か所の墓地へ伺う予定が組まれていました。
次の墓地へ移動するまで、少し時間があったので勉強のため墓所内を散策することに。
少し変わったお墓や、参考になりそうなお墓を見ながら、ブラブラと墓地内を歩いていましたら、見覚えのあるデザインのお墓がありました。
こんなところに矢田石材店のつくったお墓が・・・・。
お花が枯れていたので、片付けて掃除しようと思ったその時、何か違和感を感じました。
「これは・・・・違う！」
なんと、当店のデザイン墓石に似ているのですが、違う会社のつくったお墓でした。
「ここまで似せるか？」
というほどのパクリ具合。
怒りというよりも、このお墓をつくった人が、当店を見つけられなかったことが悔やまれます。
そして、当店のデザインが他者にとって、魅力的に見えたことも事実。
ただ、すべてのお墓は矢田石材店がつくったものではありません。
お施主さまと矢田石材店が一緒につくったものです。
同じ市内にオリジナルが建っています。
今願うのは、お施主さまがそのお墓を見つけない事。
もし、ご本人が見られたらきっと、ものすごく怒るか、ゲラゲラ笑うか、どちらかですね。
笑うであってほしいのもです。
お墓には、お施主さま達の持つ、お亡くなりになった方への想いや、家族への願い、未来への希望が込められています。
そのコンセプトがあった上で、カタチとしてのデザインが出来上がります。
その前提なくしてカタチを真似て、何か意味があるのでしょうか？
とても疑問を感じます。
さて、そんな残念な気持ちも、出来上がったお墓を見れば、一気に心地よくなります。
地元岡崎の市営墓地で、完成した墓石への開眼・納骨式が営まれました。
なぜ、このカタチになったのか。
なぜ、この石を使ったのか。
なぜ、この彫刻が刻まれているのか。
すべて明確な理由があります。
その家族ごとの『理』があってのお墓づくり。
忘れずに、大切にしないといけません。
引き続きお墓守として、どうぞよろしくお願い致します。
さて、本日のお墓工事ですが、お伺いするのは岡崎市と刈谷市の墓地。
ともに墓石の外柵設置工事を行います。
午後からは安城市へ伺い、お墓づくりのお打ち合わせ。
今日もお墓づくりに精進します。
感謝
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お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を。
『心が強くなるお墓参りのチカラ』
心が強くなるお墓参りのチカラ
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