碧南市、岡崎市で墓石工事

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

昨日は名古屋市のCBCに行ってきました。

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』
10:30頃~【お墓にかようび】に出演です。

→ http://haka.yatasekizai.com/media/

お墓づくりの流れについての続きで、【お墓の構造・石の加工】についてお話させていただきました。

墓地に行って完成したお墓を見れば、外見からお墓のカタチがどういったものかは、皆さんご想像がつくかと思います。

しかし、中の構造や、どのような加工がなされているかについては、意外と知られていません。

何度かお伝えさせていただいていますが、この機会におさらいをさせてください。

まず加工について。

最近のお墓に使われる石はピカピカに磨いてありますが、もともとはあんなに光り輝いていません。

ゴツゴツした石をお墓のカタチに切断し、切った面を砥石で磨いて光らせます。

磨きの工程は各石材店によって違いがあります。

矢田石材店ですと、石によって少し変わりますが、7から9工程ほど。

粗い砥石から順番に下地をつくっていき、最後は仕上げを行います。

さらに、今では表面に汚れが付きにくくなる加工を施してから出荷しています。

この流れは、海外の石もおおむね同じです。

国内でつくる場合は、工程数が若干多めになります。

現代のように、機械で石のカタチがつくられる場合は、かつての途中工程が石の表面仕上げに使われることもあります。

例えばビシャン仕上げ。

石の表面を叩いて荒し、独特の風合いを醸し出す技法です。

灯篭などに多く用いられています。

墓石の表現方法としても用いられています。

他には、ピカピカになるまで石を磨かずに、水磨きと言って、あえて艶を出さない加工法があります。

磨き部分と、つや消し部分とのコントラストでお墓の表現に幅を持たせる方法です。

気を付けて頂きたい事柄といたしまして、機械で研磨した輝きと手加工で研磨した輝きでは、年月が経ったときに艶の残り方に差が生じます。

長い期間、劣化しないお墓をお望みでしたら、細かい細工は極力減らし、できるだけシンプルな作りにされることをお勧めいたします。

その他に加工の方法といたしましては、やはり内部の構造についての加工が重要です。

石をまっすぐに切ったものを並べて置いていくだけなのか、石に凸凹とくぼみを加工して組み合わせていくのかでは、出来上がりは同じに見えても、強度の上でかなりの違いが生じます。

お墓の構造を考えたとき、地震に弱いのは竿石と呼ばれる一番上の細長い部分です。

それと内部に空間ができる4つ石、芝台と呼ばれる部分。

このあたりのお墓は、ご遺骨を骨壺から出して、土に還す方式の納骨方法で祭られます。

なので、中心部を空洞にしないといけません。

その空洞部分を、先ほどお伝えしたように、ただ石で囲うだけですと、大きな揺れや衝撃があった際に壊れる可能性があります。

必ず金具での補強を行い、出来れば石材同士が支えあって、内側に倒れない構造となるように、加工を施していただきたいと思います。

その他、加工に関してお気を付けいただきたい事があります。

最近は海外から加工済みの石材が輸入されてきます。

私どもの見立てでは、そのまま墓地に持っていける製品は数少ないはず。

必ず、事前に再度加工をするなり、補強を施すなり、何らかの手を加えないと、きちんとしたお墓にはなりません。

なるべくお値打ちに、そのあたりのお手間を省いてでも価格を抑える方が良いよ、という方にとっては別段大した話ではありません。

しかし、ご先祖さまやお亡くなりになられたご家族を丁寧にご供養するのであれば、石材の加工がどのように施されているかも、お墓購入前にしっかりとご確認いただきたい事柄になります。

今回のお話をご参考頂けたらありがたいです。

さて、そんな加工をすでに終えた墓石の工事。

昨日は碧南市の地域墓地へ伺いました。

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まずはコンクリートの基礎に下地をつくります。

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土台兼、囲いとなる石材を設置します。

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位置・傾き・つなぎ目の見栄え、バランスを微調整します。

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組み終えた石材をステンレス製金具で固定します。

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上下2カ所を固定して、補強をいたします。

納骨室内をきれいに整え、石材の継ぎ目をシーリングして工事終了。

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次回の工事まで養生いたします。

続きまして、こちらは地元岡崎の市営墓地。

新しく始まるお墓工事です。

まずは基礎づくりですね。

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こちらの墓所にお墓をつくります。

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まずは穴掘りです。

石材が設置される部分を掘り下げます。

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掘り終えた溝に砕石を敷き詰め、叩いて締めます。

近隣の墓石や仕切りブロックが傷んでいるため、崩れる可能性があると判断。

ということで機械を使わず、丁寧に人力で行います。

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溝に合わせて鉄筋を組みます。

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振動機を使い、コンクリートを流し込みます。

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表面を水平にならします。

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工事終了です。

次回は外柵の石材設置、そして墓石本体へと続きます。

完成が楽しみですね。

そして、工場では石材加工が粛々と行われています。

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石材を研磨しています。

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石材を組み合わせるための溝をつくっています。

墓石の設置を終え、工場に戻ってきた職人たちが石材加工に励みます。

みんな本当によく動きます。

そして昨日のご来客は名古屋店が中心。

午前・午後とお越しくださいました。

お伺いは安城市、そして名古屋市営のみどりが丘公園墓地。

お墓づくりのお打合せを行いました。

さて、本日のお墓工事です。

お伺いする予定は豊田市の香嵐渓。

既設墓石の解体・移動工事。

山奥の墓所から引き揚げてきます。

そして一宮市の寺院墓地。

ちょっとお天気が気になりますね。

午後からはご来店の予約をいただいてます。

お伺いは午前中に岡崎市内へ。

そして、そして・・・・・。

関東方面へ秘密の出張が行われます。

伺うのは

代表 矢田敏起(元第一空挺団 普通科群)

名古屋店長 中山啓介(元第一空挺団 通信中隊)

イケメン職人 高橋潤平(元第35普通科連隊 重迫撃砲中隊)

の3名です。

素敵な仕入れを行ってきます。

ご期待ください。

今日もお墓づくりに精進します。

感謝


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お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を。

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「自慢したくなるような【誇りあるお墓】をお施主さまと一緒につくる」

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