蒲郡市、西尾市で墓石工事

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

持つべきものは超一流の師匠ですね。

昨日出演してきました、CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』
10:30頃~【お墓にかようび】。

→ http://haka.yatasekizai.com/media/

内容としては、尺寛法のお話しでした。

先週にテーマが決まり、その段階からオチがつかない話しか考えつきませんでした。

矢田一人では、どうにも無理やり終わらせる感じになってしまいます。

「どうしよう?」

という、不安を抱えながらの放送でした。

結果、矢田はグデグデ。

しかし、つボイさん、小高さんの素晴らしいフォローのお陰で、何とかまとめる事が出来ました。

出演を終えた後、やっぱり一流の話稼業はすごいと、改めて尊敬致しました。

そんな方々と共演できる機会を頂け、本当に矢田はしあわせです。

これからも感謝しながら、続けられる限り頑張ります。

さて、その具体的な内容ですが、お墓のサイズを表わす寸法のお話しを致しました。

矢田石材店も含め、お墓屋さんのチラシやカタログに【8寸角和型墓石】と表記されているのを見た事がありますか?

ご参考→ http://haka.yatasekizai.com/price/japanese.html

和型墓石というのは、台座が2段もしくは3段あって、一番上に細長い竿石とよばれる石が乗っているタテナガのお墓です。

そして、8寸角というのは、その竿石の幅一遍が8寸。

角なので、上から見た時に四角形となる形状のことを差し示します。

この8寸なのですが、現代の日本では公式には認められていない単位。

尺寛法に基づいています。

皆さまに分かりやすく、メートル法に換算致しますと、約24センチとなります。

1寸は3.03センチとなります。

3.03×8で24.24センチ、約24センチです。

ちなみに、一寸は10分の1尺。

なので、1尺は30.3センチとなります。

ついでに申しあげますと、一間は6尺で182センチとなります。

皆さまにとって、お墓のことが分かりにくい理由と致しまして、数字の表記が使いなれない尺寛法で表わされているのもその一つ。

先ほど申し上げました通り、お墓の標準型を表わすのに、尺寛法が用いられています。

お墓の大きさを表わす度合いと致しましても、8寸角、9寸角、尺角、尺一寸角という具合に、刻みの尺度が1寸単位なのです。

これらの尺度は分かりにくいので、お客様にお渡しする図面の寸法などは、当店ではミリの表記で統一しています。

理由と致しましては、この名古屋を中心とした愛知県はモノづくりの盛んな地域。

細かい寸法の比較をされる方が多く、尺寛法ではよく分からないと言われましたの。

なので、今はメートル法のミリ表記に統一しています。

永六輔さんが、よく尺寛法の話をされていたと、つボイさんも話していました。

永さんは、逆に着物をつくる時にメートル法だとつくりにくいと嘆いていたとか。

笑い話ですが、以前は大きな外柵はミリで表記され、墓石そのものは寸で表記されていました。

長いメジャーは尺相当メモリがなく、メートル法でしか調べられなかったのです。

尺寛法とメートル法がごっちゃになっていますから、とても分かりにくい図面。

ベテラン職人や、その図面を引いた親方のくせが分かっていれば問題ありませんが、中国に石材を頼むときは危ないです。

言葉が通じない分、図面がすべてですから。

実際にあった話しですが、お湯のみを石でつくろうとした時、なぜかミリ表記してしまったんです。

尺寛法でしたら4寸、メートル法ですと12センチ。

その他の部材すべてが寸で書かれていたため、12寸と勘違いされ、直径36センチのバケツのような湯のみをつくられてしまった事があります。

素直な職人さんが手掛けたのだと思います。

ただ、サイズを寸やミリで細かく設計しても、実際はその通りに出来上がらないのが墓石というモノ。

なぜなら、自然界の素材である石が原材料だからです。

石を切断した面がきれいとは限らないため、通常は少し大きめに寸法設定します。

例えば、30センチ角のものをつくる時は31センチ角で切断します。

そして、一面づつ磨きをかけて、きれいな面が出来上がったところで仕上げをかけます。

なので、実際には30センチではなく、30センチ5ミリなんて具合になります。

その理由と致しましては、お墓は、無垢の石を4面、もしくは5面磨いてつくるから、きれいな面を揃えるためには、そのようなつくり方になってしまうんです。

もし、30.5センチで出来上がった石を、30センチにするために、5ミリ削った結果、石の中から黒い斑点が出てきてしまったら、もうその石は30センチの材料としては使えません。

反対側が合口になっているところでしたら、その部分を削って、寸法ピッタリには出来ます。

実は、このあたりの事柄が、モノづくりに手慣れた方々からすると、なぜ図面通りに出来ないのか、不思議がられます。

実は、天然素材の石を使う故の理由があって、図面よりも、少し大きめにお墓はつくられているんです。

だから、寸法通りじゃなかったとしても、大目に見て下さい。

よろしくお願いします。

さて、そんな心配りをさせて頂きつくり続ける大切なお墓。

昨日は蒲郡市の地域墓地で、和型墓石の設置工事を行いました。

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まずはお墓の最下層にな芝台を設置。

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石垣内部につくられた、石製の納骨室内部。

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お施主さま達の手により、ご遺骨が再び納められます。

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上からきれいな土・砂をおかけして、整えました。

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台座となる石材を設置。

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石材が上下に重なる部位には、中心に脱落防止の【要石】を配置。

4隅にはゲル状の地震対策緩衝材【安震はかもり】も並べます。

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其々の石材につくられた凹に、要石の凸が収まります。

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いよいよメインである竿石の設置。

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傾き、位置、バランスを微調整します。

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隣には、元々祭られていた墓石を綺麗に再建。

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周辺をきれいに整え、工事終了。

次回、仕上げを行い完成の予定。

素敵な雰囲気のお墓が出来上がりそうですね。

楽しみです。

続きましては、西尾市の寺院さま墓地。

新しくお墓工事の開始です。

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こちらのお墓を解体・移動して、新しくつくるお墓の基礎工事を行います。

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石材を移動して、内部を掘り進めます。

余分なコンクリートなども撤去。

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掘り終えた箇所を叩き、地盤を固めます。

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石製納骨室を配置し、鉄筋を組みます。

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コンクリートを流し込み、表面を水平に均します。

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工事終了です。

次回は土台の設置、墓石本体と続きます。

完成が楽しみですね。

さて、本日はどうやら雨模様。

予定は、安城、幸田で新しくお墓工事の開始です。

どうなるのでしょうか?

雨が止んで、地面が安定したら伺います。

それまでは工場で石材加工に励みます。

午後からは工場で石割式が予定さてれいます。

お墓づくり始まりの儀式。

お天気が回復すると良いのですが・・・。

そして今日は、来店のご予約が朝から晩まで目いっぱい。

職人たちも工場に残っていますし、にぎやかな一日になりそうですね。

今日もお墓づくりに精進します。

感謝


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お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を。

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心が強くなるお墓参りのチカラ
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