岡崎市で2件の墓石再建工事

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

昨日はCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』
10:30頃~【お墓にかようび】に出演の日でした。

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ありきたりですが、話題は【お盆】。

お墓が一番身近に感じられる時期ですからね。

私どもは一年中墓地にいて、お墓に寄り添ってますが、皆さんにとっては、ご先祖さまと一緒にいられる大切な時間となります。

そのお盆について、【名前の由来】について、ご存知ですか?

諸説あるのですが、よくいわれるのが仏教経典の盂蘭盆経(うらぼんきょう)。

このお経の【ぼん】と言うことばが元になっているという説があります。

中国の先祖まつりや、儒教で言うところの「孝行」の教えが強く入っている経典。

「盂蘭盆」(うらんぼん)という言葉は、古代インドのサンスクリット語の「ウランバナ」で、中国では「倒懸とうけん」【逆さづりにされた苦しみ】と訳されていました。

しかし、最近になって、古代イラン地方の先祖の霊魂を我が家に招いてまつる、「ウルバン」が、その語源ではないかともいわれています。

このお経はイラン地方の先祖供養が源流。

4世紀ごろ、中国でつくられたらしいのです。

そのお経の内容をざっくりお伝えいたします。

お釈迦さまの弟子である目連さんは修行によってあの世を見通す神通力を身に付けました。

その力であの世にいるお母さんを探してみると、なんと「餓鬼道」で苦しんでいます。

お母さんに食べ物を届けたい一心でお釈迦さまに相談したところ、夏安居(げあんご)といってインドで雨季に行われる修行の時、多くのお坊さまに供物を施せば、その功徳でお母さんに食べ物が届き、救う事が出来ると教えてくれました。

目連さんはその通りに実行して、お母さんを救い出したという話です。

現在のお盆行事とはだいぶかけ離れています。

中国の道教や儒教の影響を受け、大陸を渡り、日本に輸入されて、さら日本らしさが加味されて、今のお盆になったと推測されています。

そして、ご先祖さまへ捧げるお供物を【お盆】の上にのせるので「お盆」が語源になったという説。

安直ですが、意外とこれが本命かもしれません。

そのお盆の上に置かれているもので、良く見るのは、精霊馬(しょうりょうま)と呼ばれる、きゅうりの馬となすの牛。

きゅうりの馬はご先祖さまをより早くお迎えするために。

なすの牛は、お帰りはのんびりゆっくりして頂くためといわれています。

最近ではバイクや戦車をかたどった精霊馬が密かなブームとなっているみたいです。

他にも変わった風習のお盆行事があります。

長崎県では、お盆のお墓参りの際、花火や爆竹で大騒ぎする風習があるそうです。

広島県のある離島では、初盆を迎えた人の遺影を背負い、盆踊りを行う風習があるそうです。

それと、有名なのは沖縄県。

お墓も少し特殊で、お盆には家族そろって、お墓で宴を開くそうです。

ご先祖さまがあの世で金に困らないようにと、紙のお札を燃やす地域もあるそうです。

このように、日本人は昔から、死者という生命体となって残された家族の中で生き続けていたのです。

自分が居なくなった世界で、子ども、孫、地域のみんなを見守る存在となって生き続ける。

すてきな考えだと思いませんか?

古来から日本人が大切にしてきたこの文化、風習は、世界中見渡しても本当にめずらしく、素敵です。

死ぬことは、終わりではなく、家族の心の中で生き続ける事。

ぜひ、次の世代へも大切に継承して行きたいですね。

その活動は、お亡くなりになった方に尊厳を与えることに繋がります。

ならば、ご先祖様がお戻りになる前に、お墓をご用意しなければ・・・。

と言う事で、急ピッチで進められるお墓の再建工事。

昨日は地元岡崎市で、2件の墓石再建工事が行われました。

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お預かりしていたご遺骨を、納骨室に戻します。

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土台部分の石材を設置。

一つ石でつくられていて、かなり頑丈。

磨き直しも大変でした。

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下から順に積み上げます。

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竿石まで再建され、位置、傾き、バランスを微調整。

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石材と石材の継ぎ目をシーリングして工事終了。

次回は墓誌の設置、仕上げを行い完成の予定。

出来上がりが楽しみですね。

続きましてコチラも墓石の再建工事。

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まずは基礎部分に下地をつくります。

石材との結合強度を高めます。

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土台となる芝台を設置。

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お施主さまも一緒に、お預かりしていたご遺骨をお納め致します。

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きれいな土を被せ、洗い砂でほんのり表面をお化粧します。

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中台を設置。

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竿石を設置。

バランス良く調整します。

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工事終了です。

さて、本日のお墓工事は尾張旭市の市営墓地へ。

洋風デザイン墓石の設置工事を行います。

そして豊橋市の市営墓地。

コチラは新しく始まるお墓工事。

今日もお墓づくりに精進します。

感謝


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