墓石を選ぶときのポイント【石】

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

火曜日ですね。

【お墓にかようび】

です。

CBCラジオ
『つボイノリオの聞けば聞くほど』
10:30頃~の放送です。

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今日は、いつもの内容を少し変えさせて頂き、地震対策について、時間を頂けることになりました。

矢田の想いをぶつけます。

お時間のある方は、ぜひぜひお聞きくださいね。

さて、先日改めて

『お墓の種類と選び方』

についてお話したいと表明させて頂きました。

今日は墓石を選ぶ際のポイントの一つ、

【石の選び方】

についてお伝えいたします。

お墓の石を選ぶ時に、幾つか比較検討出来ることがあります。

もちろん、見た目は重要です。

しかし、どうしても主観が入ります。

入っていいのですが、主観で選ぶだけではなく、その後、客観的に確証を得て下さい。

その為に、比較できる数値というものがございます。

要は、石を比較するために数値化された情報を見比べて下さい、という話なのです。

そんな数値が色々ある中で、皆さまが一番気にされるのが

【吸水率】

です。

吸水率とは、石が水を吸い上げる率です。

調べ方と致しましては。

石を一辺が約30センチの立法体に加工して、水を張った水槽にドボンと浸します。

そして48時間、そのままの状態にします。

その後、重さを計り、どの程度質量が増したかをパーセントで示したものです。

【吸水率0.05パーセント】

でしたら、0.05パーセント、重さが増したという事になります。

この数値が、低ければ低いほど水の吸い上げが少ない。

水の吸い上げが少ない方が、性質の良い石という事になります。

ではなぜ、水の吸い上げが少ない方が良いとされるのか?

まず考えられるのが、見た目の変化が少ない事。

石は多孔質なので、水を吸い上げると、見た目が変わります。

石それぞれの性質にもよりますので、水を吸い上げて変化の大きな石もあれば、少ない石もあります。

お墓は野外にありますので、出来れば変化の少ない方が好まれます。

この変化をまったく

『ゼロ』

にする事は出来ません。

程度の差こそあれ、どんな石でも、水を吸い上げて変化は起こるのです。

先ずこの前提を受け入れて下さい。

そして、見た目の変化以外には、水を吸い上げて表面が変化すると、汚れが付きやすくなります。

水アカ、カビ、コケ、サビ、石材を汚したり、見た目を変化させる原因です。

すべて水、水分を触媒として拡散します。

このような出来事から、石の吸水率は低ければ低い方がよいとされるのです。

しかし、始めにお伝えした通り、見た目の嗜好があって、その後で数値判断をして下さい。

見た目の違う石であれば、その持て得る性質は変わります。

なので、吸水率が石の優劣を決めるすべてではないこともご理解して下さい。

実は、吸水率が高く、水をすぐ吸い上げるけども水はけも良く、あっという間に元に戻る【石】もあります。

それらのお話は、また追々お伝えしたいと思います。

今回は、石材の判別数値として、

【吸水率】

があり、

【低い方が好ましい】

と覚えておいて下さい。


〔本日のお墓ことば〕

お墓の時間は、私たちの世界より

長くゆっくり流れて行く


さて、ここからは昨日行われましたお墓工事のご様子。

お伺いいたしましたのは、名古屋市営の八事霊園。

和型墓石の建立です。

20160419 (9)

土台となる芝台を設置します。

頑丈な一枚石タイプ。

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コンクリートの基礎と芝台を強力につなぎます。

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墓石本体の最下層となる4つ石を設置します。

石それぞれに凸凹が加工してあり、組み合わさる構造。

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組み終えた4つ石を、ステンレス製の金具で固定します。

ねじれの起こらないように、上下2か所を固定します。

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4つ石の上には中台を設置。

ここから上はすべて無垢材。

中台底面の凸が4つ石内部にはまり込んでいます。

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無垢の石材が上下に重なる部位には、内部に地震対策を施します。

中心には脱落防止の【要石】

4隅にはゲル状の衝撃吸収材【安震はかもり】

専用接着剤も併用し、2重3重の施策でお墓を守ります。

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竿石を設置して、叩いて安定させます。

その後、位置・傾き・バランスを微調整。

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石材と石材の継ぎ目をシーリングして工事終了です。

次回、仕上げを行い完成の予定。

素敵なお墓が出来上がりそうですね。

楽しみです。

続きましては、碧南市の地域墓地。

こちらは墓石の土台となる石積工事。

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コンクリートの基礎上に、土台となる石材を組んでいきます。

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墓所全体をくるりと囲うため、ひとつづつ順番に設置。

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積み終えました。

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石と石の隙間を埋めます。

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振動機を使いながら、隙間にコンクリートを流し込みます。

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表面を水平に均します。

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工事終了です。

次回は枠の設置、そして墓石本体へと続きます。

出来栄えが楽しみですね。

もうしばらくお待ちください。

さてさて、昨日は【石割式】が行われました。

お墓づくり始まりの儀です。

まあまあ長いお付き合いのお施主さま。

ついにこの日を迎える事ができました。

これからが本番です。

気を引き締めて、素晴らしいお墓づくりとなるよう、精進致しいます。

引き続きよろしくお願い致します。

さて、本日のお墓工事です。

お伺いするのは知立市と碧南市。

お墓の土台づくりです。

そして、午前中は名古屋店にご来店、午後からは名古屋市内、岡崎市内、東郷町へ伺います。

お墓づくりのお打ち合わせです。

素敵な一日になりそうですね。

今日もお墓づくりに精進します。

感謝


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