豊田市、岡崎市、名古屋市で墓石工事

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

文字の彫刻間違いについて、ご相談を頂きました。

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』
毎週火曜日 10:30頃~【お墓にかようび】です。

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リスナーさんからの相談で、お墓参りに行った時、建立者の名前が間違っている事に気付いたそうです。

「直りませんか?」

というご質問でした。

しかし、何度かお伝えしているように、一度墓石に刻まれた文字は、消すことが出来ません。

なので、基本的には元に戻すようなこと、消しゴムで消して文字を書くようなことはできません。

直す、というよりは、修正という技術になります。

間違えた文字の種類、程度により、いろんな修正方法が考えられます。

文字自体がきれいになるのは、一面すべてを削り落して、再度磨き直しを行い、正しい文字を刻む方法です。

ただ、この場合ですと、間違っていない文字も含めてすべてを一度削ってしまいます。

費用もまあまあかかります。

文字を間違えた面が後ろ面ならば、見た目にあまり影響致しませんが、右面、もしくは左面ですと、左右のバランスが崩れます。

削って修正した面の方が、中心近くになってしまい、正面文字の位置が左に寄りますので、中心線が横にズレます。

場合によっては、頭のカタチも崩れ、併せて加工が必要な場合もあります。

反対側も削れれば良いと思われますが、そうすると、石がムダに細くなってしまいます。

きれいにはなりますが、そのようなマイナス面があります。

もう一つの修正方法と致しましては、間違えた文字をパテで埋めて、塗料や石の粉で分からないようにお化粧して、再度正しい文字を彫る方法です。

この方法であれば、石材の移動なしで、墓地で行う事が可能です。

費用もそれほどかかりません。

しかし、埋めて、着色ですから、一時的な補修となります。

年月が経てば、塗った色は取れてきますし、埋めたパテも取れてしまうかもしれません。

もう一つの方法としては間違えた一文字分だけを削り、同じ石材を埋め込み、そこに正しい文字を刻む方法です。

間違えた部分をパテで埋めるよりは接着面も広く、きれいに修正できます。

ただ、古いお墓ですと、同じ石材を使用したとしても、雰囲気が違う場合が多く、あまりお薦めできません。

こちらはかなり精度の必要な方法になります。

慎重に仕事を行うため、石材を回収して工場で行わないといけません。

もう一つ、一番きれいな仕上がりで、バランスも崩れず、恒久的な措置があります。

それは、文字が間違えて刻まれた石材そのものをまるっとつくり直すことです。

お金はかかりますが、この方法は今も昔も一番間違いない方法です。

基本的にお墓、石は一度文字を刻んだら元には戻りません。

墓石をつくるときや、文字の彫刻をご依頼する時は、口約束だけではなく、必ず原稿をつくってご確認をして下さい。

矢田石材店であれば、新しいお墓はもちろんですが、追加のご彫刻に関しても、毎回必ず原稿をご確認いただいた後に文字を刻みます。

ご面倒ですが、いつも確認をお願しています。

今後、お墓づくりのご参考にして頂けたら幸いです。

さて、そんな細かく確認を頂いたお墓の建立工事。

昨日は豊田市で、新しく一件のお墓工事が始まりました。

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こちらのお墓を解体移動させて、新しくつくります。

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既設のお墓を解体しながら、お施主さまと一緒に、ご遺骨を上げさせて頂きます。

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コンクリートの土台部分も含めて解体します。

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一旦、更地に戻りました。

ここから基礎工事のスタートです。

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まずは穴掘りから。

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掘り終えた墓所に、石製納骨室、砕石を敷きつめ、叩いて締めます。

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墓所の広さに合わせ、鉄筋を組みます。

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振動機を使いながら、コンクリートを流し込みます。

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表面を水平に均して工事終了。

数日間の養生を経て、次回は土台の設置、そして墓石本体の据え付けとなります。

続きまして、こちらは地元岡崎市の市営墓地。

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外柵内部のコンクリートに、芝台を設置します。

頑丈な一枚ものを使います。

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石製納骨室の内部。

きれいな土、洗い砂で整えます。

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台座となる石材を設置します。

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無垢の石材が上下に重なる部位には、中心に脱落防止の【要石】。

4隅には地震対策のゲル状緩衝材【安震はかもり】を配置。

専用接着剤も併用し、2重3重の施策でお墓を守ります。

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いよいよメインの竿石の設置。

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石材と石材の継ぎ目をシーリングして、工事終了です。

次回、仕上げを行い完成の予定。

こちらは一足先に完成した、名古屋市みどりが丘公園墓地のお墓。

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シンプルでやさしい雰囲気のお墓。

素敵なお墓づくりをありがとうございました。

さて、本日の工事ですが、お伺いするのは墓地ではありません。

岡崎市内山間部にあります、資材置き場の整備を行います。

職人のほとんどが元自衛官の矢田石材店。

樹木伐採任務に従事した経験も豊富。

そのスキルを活かし、土地の整備を行います。

特別な仕事となりますが、お墓づくりを潤滑に行うために必要な時間。

昨晩は、直接的なお墓づくりのためではなく、土地整備の準備を粛々と行っていました。

午後からは西尾市へお伺いしてのお打ち合わせ、ご来店の予約を頂いております。

頂いた時間が、大切な方の供養につながり、皆さまが前向きになる原動力につながるよう、しっかりと対応させていただきます。

今日もお墓づくりに精進します。

感謝


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お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を。

『心が強くなるお墓参りのチカラ』
心が強くなるお墓参りのチカラ
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「自慢したくなるような【誇りあるお墓】をお施主さまと一緒につくる」

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