刈谷市のお墓じまい完全ガイド
最終更新日:2025年11月15日

刈谷市でお墓じまいを考える方へ
刈谷市にお住まいの皆様、またはご先祖様のお墓が刈谷市にある皆様へ
この数年、お墓のあり方について考える機会が増えているのではないでしょうか。刈谷市は人口約15万人の工業都市として発展を続けてきましたが、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2030年頃をピークに人口が減少に転じると予測されています。
人生100年時代を迎え、私たちは今、お墓のこと、供養のことを改めて考える時期に来ています。お墓参りに行きたくても遠方で足を運べない、子どもたちに負担をかけたくない、管理が難しくなってきた――そんな思いを抱えている方が、実は多くいらっしゃいます。
お墓じまいは決してお墓を「無くす」ことではありません。ご先祖様への想いを大切にしながら、これからの時代に合った新しい供養の形に移り変わることです。今回は、刈谷市でお墓じまいをお考えの方に向けて、手続きの流れから新しいお骨の行き先まで、分かりやすくお伝えしていきます。
刈谷市のお墓じまい事情
お墓じまいとは何か
お墓じまいとは、現在使用しているお墓を撤去して墓地を管理者にお返しし、お骨を別の場所に移すことを指します。法律では「改葬(かいそう)」と呼ばれており、「墓地、埋葬等に関する法律」(昭和23年5月31日法律第48号)によって手続きが定められています。
お墓じまいを考える理由は人それぞれです。遠方に住んでいてお参りが難しい、お墓を継ぐ人がいない、体力的に管理が難しくなった、子どもたちに負担をかけたくないなど、様々な事情があります。どの理由も、ご先祖様とご家族の未来を真剣に考えてのことです。
刈谷市における社会情勢の変化
刈谷市は、トヨタグループをはじめとする自動車関連産業を中心とした工業都市として栄え、「住み続けたい街ランキング2020」では全国3位に選ばれるなど、住みやすさで高い評価を得ています。
しかし、全国的な傾向と同様に、少子高齢化の波は刈谷市にも訪れています。刈谷市の人口推計によると、今から数年後には人口がピークを迎え、その後減少に転じると予測されています。
このような人口動態の変化は、お墓の管理にも影響を与えています。お墓のある場所と住んでいる場所が離れてしまい、定期的なお参りや管理が難しくなる方が増えているのです。
なぜ今、お墓じまいが増えているのか
厚生労働省の衛生行政報告例によると、全国の改葬件数は年々増加傾向にあります。
背景には、核家族化の進行、価値観の多様化、そして「お墓は代々継いでいくもの」という従来の考え方の変化があります。継承を前提としない永代供養墓や樹木葬など、新しい供養の形が注目されているのも、こうした社会の変化を反映しています。

お墓じまいの手続きと流れ
お墓じまいには、いくつかの手順を踏む必要があります。一つずつ丁寧に見ていきましょう。
ステップ1:親族との相談
何よりも大切なのは、ご家族や親族との話し合いです。お墓は一人のものではなく、家族みんなで守ってきたものだからです。お墓じまいをする理由、お骨の移転先、費用の負担などについて、しっかりと話し合い、理解を得ることが大切です。
ステップ2:新しいお骨の行き先を決める
お墓じまいをする前に、必ず新しいお骨の行き先を決めておく必要があります。これは「墓地、埋葬等に関する法律」第8条で定められていることで、行き先が決まっていないと改葬許可申請ができません。
新しい納骨先としては、次のような選択肢があります。
永代供養墓
お寺や霊園が永代にわたって供養してくださるお墓です。継承者がいなくても安心して任せられます。
樹木葬
樹木をシンボルとして、その周りに納骨する新しい形の供養方法です。自然に還るイメージを持つ方が増えています。環境意識の高まりとともに、近年急速に普及しています。
納骨堂
屋内の施設で、天候に関係なくお参りできます。管理もしっかりされており、都市部を中心に増えています。バリアフリー設計の施設も多く、高齢の方も安心してお参りできます。
手元供養
ご自宅でご遺骨を保管する方法です。身近に故人を感じることができます。小さな骨壺やアクセサリーに加工して持つ方法もあります。
ステップ3:墓地管理者への相談
お墓じまいをする意向を、現在のお墓がある墓地の管理者に伝えます。お寺の境内にある墓地であれば住職に、公営霊園であれば管理事務所に相談しましょう。
お寺の場合、檀家を離れることになるケースもあります。これまでお世話になった感謝の気持ちを込めて、丁寧にお話しすることが大切です。

改葬許可申請の具体的な方法
お墓じまいには、刈谷市役所での改葬許可申請が必要です。これは「墓地、埋葬等に関する法律」第8条で定められた手続きで、必ず行わなければなりません。
刈谷市での改葬許可申請手続き
刈谷市では、以下の手順で改葬許可申請を行います。

必要な書類(刈谷市の場合)
1. 収蔵証明書
現在のお墓の管理者に発行してもらう書類です。お墓に誰が埋葬されているかを証明するものです。刈谷市のホームページから様式をダウンロードできます。
刈谷市公式サイトには、記入例も掲載されていますので、参考にしながら記入することができます。また、管理者(お寺や霊園)に記入・押印してもらう必要があります。
2. 改葬許可申請書
刈谷市役所市民課の窓口で入手するか、刈谷市のホームページからダウンロードします。改葬する人が少人数の場合と多人数の場合で様式が異なります。
1体から3体程度であれば通常の申請書、4体以上の場合は多人数用の申請書を使用します。記入例も用意されていますので、初めての方でも安心して記入できます。
3. 本人確認書類
運転免許証やマイナンバーカードなど、申請者本人を確認できる書類が必要です。代理人が申請する場合は、委任状と代理人の本人確認書類も必要です。
刈谷市では、本人確認を厳格に行っています。これは、不正な改葬を防ぐための重要な手続きです。
4. 受入証明書(新しい納骨先から)
新しい納骨先の管理者から発行してもらう、受け入れを証明する書類です。この書類がないと、改葬許可申請は受理されません。
申請場所と受付時間
申請場所
刈谷市役所市民課(1階)
〒448-8501 愛知県刈谷市東陽町1丁目1番地
受付時間
月曜日から金曜日 8時30分から17時15分
(祝日、年末年始を除く)
お問い合わせ
電話:0566-62-1009
ファクス:0566-62-1202
手続きの詳しい流れ
- 新しい納骨先を決定し、受入証明書を受け取る
まず新しい納骨先を正式に決定し、管理者から受入証明書を発行してもらいます。 - 現在のお墓の管理者から収蔵証明書を受け取る
お寺や霊園の管理者に、収蔵証明書の発行を依頼します。お墓に誰が埋葬されているかの情報が必要です。 - 改葬許可申請書に必要事項を記入する
申請者の氏名、住所、連絡先、改葬の理由、移転先の情報などを記入します。 - 刈谷市役所市民課に必要書類を提出する
収蔵証明書、改葬許可申請書、受入証明書、本人確認書類を持参して提出します。 - 改葬許可証を受け取る
書類に不備がなければ、その場で改葬許可証が発行されます。
この改葬許可証は、新しい納骨先でお骨を納める際に必要になりますので、大切に保管してください。
ステップ4:閉眼供養
お墓から魂を抜く儀式を「閉眼供養」または「お精抜き」と呼びます。これはお墓を単なる石に戻す大切な儀式です。
仏教では、お墓に魂が宿っていると考えられています。開眼供養(お墓を建てた時の儀式)の逆の儀式として、お寺のご住職にお願いして、お経をあげていただきます。
お布施の目安は3万円から5万円程度とされていますが、地域やお寺によって異なります。心配な場合は、事前にお寺に相談してみましょう。「お気持ちで」と言われることも多いですが、相場を知っておくと安心です。
ステップ5:墓石の撤去工事
改葬許可証が発行されたら、墓石の撤去工事を行います。石材店に依頼して、お墓を解体し、墓地を更地にして管理者にお返しします。
工事の費用は、お墓の大きさや立地条件によって異なります。また、重機が入れない場所や、作業が難しい立地の場合は、費用が高くなることもあります。
ステップ6:新しい納骨先への納骨
撤去工事が終わったら、お骨を新しい納骨先に納めます。改葬許可証を新しい納骨先の管理者に提出し、開眼供養を行ってから納骨します。
開眼供養は、新しいお墓に魂を入れる儀式です。これでお墓じまいの一連の流れが完了です。
お墓じまいにかかる期間と費用
必要な期間
お墓じまいには、準備から完了まで早くても数カ月、数年以上もの長い年月がかかってしまう場合もあります。親族との相談、墓地管理者との調整、役所での手続き、工事の日程調整など、多くの段階があるためです。
特にお寺の境内墓地の場合は、住職とのお話し合いに時間をかける必要があることもあるため、余裕を持ったスケジュールで進めることをお勧めします。
石と想いを循環させる新しいお墓じまい
お墓じまいで取り出した墓石は、どうなるのでしょうか。これまでは埋め立て処分されることが多かったのですが、近年、新しい取り組みが始まっています。

愛知県石材リサイクルセンター
岡崎市樫山町には、全国的にも珍しい石専門の産業廃棄物処理施設「愛知県石材リサイクルセンター」があります。この施設は2023年3月に本格稼働を開始し、役目を終えた墓石に新しい未来をつなぐ取り組みを行っています。

ここでは不要となった墓石を破砕処理し、道路などの路盤材として再資源化しています。これまで埋め立て処分されていた石材を再利用することで、循環型社会の形成に貢献し、環境への負担を減らしています。
施設の概要
- 施設名称:愛知県石材リサイクルセンター
- 営業日:月曜日から金曜日(土日休業、祝日は営業)
中部経済新聞(2023年8月9日)では「ゲンバを歩く」のコーナーでこの施設が紹介され、「石専門のリサイクル施設として、循環型社会の形成に貢献している」と評価されました。

RC-40は、コンクリートや石材の廃棄物を再利用して作られる再生クラッシャーランで、粒度が0~40㎜の砕石を指します。
石材リサイクルの意義
墓石は長い年月、ご先祖様を守ってきた大切なものです。その石が新しい形で社会に役立つことは、とても意義深いことではないでしょうか。
石材をリサイクルすることには、いくつかの意義があります。
社会貢献
ご先祖様を守ってきた石が、道路の基礎材として多くの人々の生活を支えることになります。石に込められた想いが、新しい形で社会に循環していくのです。
SDGsへの貢献
石材リサイクルは、SDGs(持続可能な開発目標)の複数の目標に貢献しています。
- 目標12「つくる責任 つかう責任」:資源の循環利用
- 目標13「気候変動に具体的な対策を」:廃棄物削減によるCO2削減
- 目標15「陸の豊かさも守ろう」:埋立地の保全

お墓じまいをする際、「申し訳ない」という気持ちを抱く方は少なくありません。しかし、石を大切にリサイクルすることで、ご先祖様への想いを次の世代につなげることができるのではないでしょうか。
新しい納骨先の選択肢
お墓じまいをした後のお骨の行き先として、様々な選択肢があります。それぞれの特徴を理解して、ご家族に最適な方法を選びましょう。

永代供養墓
お寺や霊園が永代にわたって供養してくださるお墓です。継承者がいなくても安心して任せられます。
メリット
- 継承者が不要
- 管理の手間がかからない
- 費用が比較的明確
注意点
- 一度納骨すると取り出せない場合が多い
- 施設によってお参りのルールがある
樹木葬
樹木をシンボルとして、その周りに納骨する新しい形の供養方法です。
メリット
- 自然に還るイメージ
- 継承者が不要な場合が多い
- 明るく開放的な雰囲気
注意点
- 個別の区画期間が限られている場合がある
- 墓石を建てられない場合が多い
納骨堂
屋内の施設で、天候に関係なくお参りできます。
メリット
- 天候に左右されない
- バリアフリー設計が多い
- 都市部に多く、アクセスが便利
- 冷暖房完備で快適
注意点
- 維持費がかかる場合がある
- 施設の営業時間内のお参り
手元供養
ご自宅でご遺骨を保管する方法です。
メリット
- 身近に故人を感じられる
- 費用が抑えられる
- 自由にお参りできる
注意点
- 保管場所の確保
- 将来的な継承の問題
- 分骨の場合、残りの遺骨の納骨先が必要
刈谷はなえみ墓園のご案内
お墓じまいをした後のお骨の行き先として、刈谷市内には「刈谷はなえみ墓園」があります。

刈谷はなえみ墓園の特徴
刈谷はなえみ墓園は、刈谷市元町にある海会寺の境内につくられた墓園です。
この墓園の大きな特徴は、すべてのお墓に永代供養が付いていることです。お墓を継ぐ方がいなくなっても、お寺が責任を持って永代にわたり供養してくださいます。継承の心配がないため、安心して利用できます。
花と緑に囲まれた明るい雰囲気で、お参りに訪れる方々が笑顔になれる墓園づくりを目指しています。「はなえみ」という名前には、花のように美しい笑顔という意味が込められています。
アクセスと環境
所在地
〒448-0825 愛知県刈谷市元町1丁目2-3
アクセス
- 名鉄刈谷市駅より車で約5分
- 亀城公園・刈谷城・刈谷球場・刈谷市体育館より車で約4分
- 駐車場完備
矢田石材店について
矢田石材店は1955年(昭和30年)に岡崎市で創業した石材店で、2025年で創業70年を迎えます。愛知県内で最大規模の石材店として、長年にわたり地域の皆様のお墓づくりや供養のお手伝いをしてきました。

海会寺と一緒に刈谷はなえみ墓園を運営するなど、刈谷市に密着した活動を続けています。刈谷市の石材店ではありませんが、刈谷市の皆様のことを深く理解し、寄り添うことのできる石材店です。
専門性と信頼性
矢田石材店は建設業許可を取得しており、お墓ディレクター1級・2級の資格を持つスタッフが在籍しています。お墓づくりの専門家として、確かな技術と知識でサポートしています。
お墓ディレクターとは、一般社団法人日本石材産業協会が認定する資格で、お墓に関する幅広い知識と技術を持つ専門家です。1級は特に高度な知識と経験が求められる資格です。
また、愛知県石材リサイクルセンターを運営しており、お墓じまいから石材のリサイクルまで一貫して対応できる体制を整えています。

フットワークの良さ
県下最大規模の石材店でありながら、フットワークの良さも特徴の一つです。お客様一人ひとりの状況に合わせて、きめ細やかな対応を心がけています。
お墓じまいは、手続きが複雑で分かりにくいと感じる方が多いものです。そんな時、何でも相談できる専門家がいることは、大きな安心につながります。

一貫したサポート体制
矢田石材店では、お墓じまいに関する以下のサポートを一貫して提供しています。
- ご相談対応 :お墓じまいに関するあらゆる疑問にお答えします
- 手続きサポート:改葬許可申請のお手続きをサポートします
- 墓石撤去工事 :建設業許可を持つ専門業者として安全に施工
- 石材リサイクル:愛知県石材リサイクルセンターで適切に処理
- 新しい納骨先のご提案:刈谷はなえみ墓園をはじめ、様々な選択肢をご提案
お墓じまいの入り口から出口まで、安心してお任せいただけます。
矢田石材店の事業内容
矢田石材店では、お墓じまいのほかにも以下のサービスを提供しています。
- 新規墓石の建立
- お墓のリフォーム・修繕
- お墓の清掃・メンテナンス
- 「お寺でおみおくり愛知」(寺院での葬儀サポート)
詳しくは矢田石材店の公式ホームページをご覧ください。
お墓じまいで大切にしたいこと
丁寧な供養の心
お墓じまいは単なる手続きではありません。ご先祖様への感謝の気持ちを持ち、丁寧に進めることが大切です。
閉眼供養をしっかりと行い、墓石も適切に処理する。そして新しい納骨先で、これからもご先祖様を大切に供養していく。その一つひとつの過程に、心を込めることが何より大切です。
未来への橋渡し
お墓じまいは、過去を否定するものではありません。むしろ、ご先祖様への想いを大切にしながら、これからの時代に合った供養の形へと移り変わる、未来への橋渡しなのです。
子どもたちや孫たちの世代が、無理なくお参りを続けられる形を選ぶこと。それもまた、ご先祖様への大切な供養だと言えるのではないでしょうか。
地域とのつながり
刈谷市は、トヨタ関連企業を中心とした工業都市として発展してきた一方で、古くからの歴史も大切にしてきた地域です。海会寺をはじめとする古刹が、地域の心の拠り所となってきました。
お墓じまいをする場合でも、地域とのつながりを完全に断つのではなく、新しい形でつながりを保つことができます。はなえみ墓園のように、地域のお寺が運営する墓園を選ぶことで、これからも地域との絆を大切にすることができるのです。
まとめ
お墓じまいは、ご先祖様への想いと、これからの家族の未来を考える大切な選択です。
刈谷市でお墓じまいをお考えの方は、まず親族とよく話し合い、新しいお骨の行き先を決めましょう。そして刈谷市役所市民課で改葬許可申請を行い、必要な手続きを一つひとつ丁寧に進めていきます。
お墓じまいで取り出した墓石は、愛知県石材リサイクルセンターでリサイクルされ、新しい役割を担います。石と想いが循環していく、環境にも心にも優しい取り組みです。
そして新しいお骨の行き先として、刈谷はなえみ墓園という選択肢もあります。永代供養が付いているため、継承の心配なく安心して供養を続けることができます。刈谷市の歴史ある海会寺の境内で、花と緑に囲まれた穏やかな環境です。
お墓じまいには不安や疑問がつきものです。そんな時は、地域を深く理解し、長年にわたり供養のお手伝いをしてきた専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
矢田石材店は、創業70年の経験と、建設業許可・お墓ディレクター資格という専門性、そして愛知県石材リサイクルセンターの運営実績、刈谷はなえみ墓園を通じた刈谷市とのつながりを活かして、皆様のお墓じまいをサポートしています。
お墓じまいは、終わりではなく新しい始まりです。ご先祖様への想いを大切にしながら、安心して未来に進んでいくために、まずは気軽に相談してみることから始めてみませんか。
お問い合わせ

本記事に関するお問い合わせは、矢田石材店までお気軽にご連絡ください。
フリーダイヤル:0120-335-665(受付時間 9:00-18:00 年中無休)
