知多市の墓石|統計データでわかる、これからのお墓事情と選び方
知多市にお住まいの方や、ご実家のお墓が知多市にある方から、「そろそろお墓のことを考えないといけない気がする」というお話を聞く機会が増えてきました。
これは知多市だけで起きていることではありません。日本全体で進んでいる人口の変化が、知多市というひとつの地域のなかに、はっきりと表れているからです。
この記事でわかることは、次の4点です。
- 1.知多市の人口データから見える、お墓を取り巻く環境の変化
- 2.お墓の土地が「買えない」理由と、「永代使用権」の正しい考え方
- 3.知多市で「継承の心配がいらないお墓」を選ぶという方法(知多はなえみ墓園)
- 4.これまでと同じように、シンプルな墓石を建てたい方の選択肢(普通でいいお墓)
知多市で墓石やお墓のことを考えはじめた方に向けて、データと選択肢を整理してお伝えします。

目次
- 知多市の人口は、これからどう変わっていくのか
- 出生数と死亡数の変化が示すもの
- なぜ今、「お墓を継いでいく人」が話題になるのか
- そもそも、お墓の土地は「買う」ものではない
- 知多市で「継承の心配がいらないお墓」という選び方
- 「特別でなくていい」という方には
- お寺での見送りを考えている方へ
- すでにあるお墓をどうするか悩んだら
- よくある質問
- まとめ
1. 知多市の人口は、これからどう変わっていくのか
知多市の総人口は、2025年1月1日現在で83,017人です(総務省・住民基本台帳に基づく人口)。男性が41,810人、女性が41,207人となっています。
このうち65歳以上の方は28.7パーセントを占めています。およそ3.6人に1人が65歳以上という計算です。15歳から64歳までの現役世代と65歳以上の方の比率は、およそ2.1対1で、全国平均とほぼ同じ水準です。
2020年の国勢調査では知多市の人口は84,364人で、5年前と比べて0.3パーセント減少しました。国立社会保障・人口問題研究所が2023年12月に公表した将来推計によると、知多市の人口は2020年から2050年までの間に約18パーセント減少し、6万9千人程度になる見込みです。2050年の平均年齢は51.6歳と予測されており、2020年の46.8歳から約5歳上がる計算になります。

2. 出生数と死亡数の変化が示すもの
知多市が2016年にまとめた「知多市人口ビジョン」によると、知多市では2013年に初めて、1年間の死亡数が出生数を上回りました。それ以降、この傾向は続いています。
2013年から2017年の5年間でみると、知多市で生まれた赤ちゃんは年平均638人。人口千人当たりでは7.7人で、全国平均の7.9人よりやや少ない数字です。1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は1.49でした。
こうした数字から見えてくるのは、知多市に限らず日本の多くの地域で起きている、ごく自然な世代構成の変化です。お子さんやお孫さんの世代が、以前よりも少なくなっているということでもあります。

3. なぜ今、「お墓を継いでいく人」が話題になるのか
人口構成が変わっていくと、お墓にもひとつの変化が訪れます。それが、「お墓を継いでいく人」についての話です。
お墓は、建てて終わりではありません。お墓参りをして、掃除をして、年間の管理料をお寺や霊園に納めて、はじめて維持されていくものです。これを担う人が、以前は家族の中に何人もいましたが、これからは少なくなっていく可能性があります。
実際に、跡を継ぐ人がいなくなった「無縁のお墓」が増えていることは、社会全体の課題として知られるようになってきました。これは知多市だけの問題ではなく、人口構成が同じように変化している全国の市町村に共通する話です。
ここまでは、知多市の現状を示すデータのお話でした。ここからは、お墓そのものの基本的な仕組みを確認していきましょう。
4. そもそも、お墓の土地は「買う」ものではない
お墓のことを考えるとき、最初に知っておきたいのが「永代使用権」という言葉です。
結論から言うと、個人がお墓の土地を売ったり買ったりすることはできません。法律は、墓地を個人が所有する権利を認めていないのです。代わりに取得するのが、長くお墓の土地を使い続けることができる「永代使用権」です。これは、土地の所有権ではなく、使うことのできる権利にあたります。
イメージとしては、持ち家ではなく借家に近いと考えるとわかりやすいかもしれません。墓地の所有者は、市区町村などの自治体か、お寺などの宗教法人です。年間の管理料は、借家でいう共益費のようなものと考えていただくと近いでしょう。家賃にあたる分は、最初にまとめてお支払いする形になっています。
お墓を使い続けている間は、誰かに文句を言われることはありません。ただし、他の人にその土地を譲り渡すことはできません。もし使わなくなった場合は、もともとの持ち主であるお寺や自治体に一度お返しし、それから別の方が新たに使うという流れになります。
なお、お墓を返したとしても、お金が戻ってくることは基本的にありません。多くの墓地で、返納時の返金はしないという規則が設けられています。お墓の返納とは、もともとお借りしていたものをお返しするということなのです。
このような仕組みになっているのは、お墓を片付けたあとに、ご遺骨が納められたままの状態で他人に売られてしまうようなことを防ぐためです。お墓は、ご先祖さまや大切な方を祀り、家族の幸せを願う神聖な場所です。お金のためにやり取りされる対象ではなく、お墓が建てられてはじめて意味を持つ場所、という考え方が、この法律の背景にあります。

5. 知多市で「継承の心配がいらないお墓」という選び方
ここで、先ほどお話しした「お墓を継いでいく人」についての悩みに戻ります。
この悩みに対するひとつの答えとして広まっているのが、最初からお寺による永代供養が付いたお墓です。もし将来、お参りに来られる方がいなくなった場合は、お寺がご遺骨を合祀し、永代にわたって供養を続けてくれます。継ぐ人がいなくなることを心配しなくてよい、という安心感が特徴です。
知多市では、知多市八幡新町にある本覚寺で「知多はなえみ墓園」が運営されています。本覚寺は、坐禅を中心とした修行を大切にする曹洞宗のお寺で、地域に長く根づいたお寺です。知多はなえみ墓園は宗旨宗派を問わずどなたでも利用でき、すべてのお墓に永代供養が付いています。墓地と墓石がセットになった建売の形で提供されているため、現地でお墓を直接見たうえで選ぶことができます。

「はなえみ墓園」は知多市だけでなく、愛知県内に35の墓園を展開しており、これまでに1,600件を超えるご契約をいただいています。各墓園では、年に2回、僧侶による供養も行われています。

この「はなえみ墓園」を、お寺さまとともに運営しているのが矢田石材店です。岡崎市に本社を置き、1955年の創業から71年にわたって墓石づくりに携わってきました。岡崎市は、香川県の庵治や茨城県の真壁と並ぶ、国内でも知られた石の産地です。矢田石材店は知多市を本拠とする石材店ではありませんが、知多市の本覚寺と一緒に墓園を運営するほど、地域に深く関わってきました。建設業の許可を受けており、お墓づくりの専門知識を持つ「お墓ディレクター」の1級・2級資格を持つ担当者も在籍しています。愛知県内では規模の大きい石材店で、各地のお寺や霊園にすぐに駆けつけられる対応力も特徴のひとつです。

6. 「特別でなくていい」という方には
一方で、永代供養や墓園という形ではなく、これまでと同じように、ご家族のお墓を新しく建てたい、あるいは建て替えたいと考える方もいらっしゃると思います。
そうした方に向けて、矢田石材店では”普通で「いい」お墓”という考え方を用意しています。これは、お墓として大切な部分を丁寧につくり込み、必要以上の装飾を削ぎ落とした、シンプルで質の高い和型の墓石です。特別な飾りがなくても、ご先祖さまを大切に思う気持ちは、十分に形にすることができるという考え方に基づいています。

7. お寺でのおみおくりを考えている方へ
お墓のことと合わせて、葬儀の場所について考える方もいらっしゃいます。かつては、お寺の本堂で葬儀を行うことは珍しくありませんでした。長年大切にされてきたご本尊が見守るなかで、住み慣れた地域のお寺で、落ち着いて故人を見送る。そうした形を再び選べるようにという思いから、矢田石材店では「お寺でおみおくり」という取り組みを愛知県内で行っています。
8. すでにあるお墓をどうするか悩んだら
墓じまいなどで不要になった墓石を、その後どうするのかという点も、知っておいて損はない話です。
矢田石材店は、岡崎市内に「愛知県石材リサイクルセンター」という施設を運営しています。これは、不要になった墓石を専門に処理する施設で、愛知県内では現在のところここだけにある取り組みです。持ち込まれた墓石は重機で砕かれ、道路の舗装の下に使われる路盤材として、すべて再利用されます。平均的な墓石1基の重さは1トンから2トンほどあり、年間にリサイクルされる量は4,600トンにのぼります。役目を終えたお墓を、廃棄物としてただ埋めるのではなく、新しい形で役立てていく。こうした受け皿があることも、お墓について考えるときの安心材料のひとつになるはずです。

9. よくある質問
Q. 知多市にお墓を建てる土地がない場合はどうすればいいですか?
A. 知多市内に墓地をお持ちでない方には、知多はなえみ墓園のように、墓地・墓石・永代供養がセットになった建売型のお墓をご紹介できます。墓地探しから始める必要がなく、現地で実物を見てから決めることができます。
Q. お墓を継ぐ人がいない場合、どうすればいいですか?
A. 知多はなえみ墓園のように、最初から永代供養が付いたお墓を選ぶと、将来お参りに来られる方がいなくなった場合もお寺が合祀・供養を続けてくれるため、継承の心配を減らすことができます。
Q. 知多市でお墓の土地(永代使用権)を購入することはできますか?
A. 個人がお墓の土地を所有する制度はありません。お墓の土地は「永代使用権」という、長く使い続けることができる権利を取得する形になります。
Q. 古いお墓を片付けたあと、墓石はどうなりますか?
A. 矢田石材店が運営する愛知県石材リサイクルセンターでは、不要になった墓石を破砕し、道路の路盤材として再資源化しています。
10. まとめ ―知多市でお墓を考える、はじめの一歩
ここまで見てきたように、知多市の人口構成は、これから緩やかに変化していきます。それは、お墓を継いでいく人の数にも、少しずつ関わってくる話です。
ただ、お墓づくりは、多くの方にとって一生に一度の経験です。何から始めればよいかわからないのは、当然のことだと思います。永代供養が付いた知多はなえみ墓園のような選択肢もあれば、これまでと同じように、シンプルで質の高い”普通で「いい」お墓”を建てるという選択肢もあります。
どちらが正解ということはありません。ご自身やご家族にとって、納得できる形を見つけていただくことが、何よりも大切です。お墓のことで迷ったときは、知多市の本覚寺と知多はなえみ墓園を運営している矢田石材店のような、専門知識を持つ石材店に、一度相談してみるのもよいかもしれません。

参考資料
- 知多市「人口・統計調査」「知多市人口ビジョン」(知多市公式サイト)
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2023年12月推計)
- 厚生労働省「平成25年~29年 人口動態保健所・市町村別統計」
- 矢田石材店公式サイト
- 矢田石材店公式note
- 知多はなえみ墓園
- 普通で「いい」お墓
