新城市の墓石事情地域に寄り添う供養のかたちと石材店の選び方

花と緑に囲まれた明るい雰囲気の墓園です
はじめに:
変わりゆく墓石への
向き合い方
最近、お墓のことで相談に来られる方の言葉が、少し変わってきたように感じます。
「お墓は必要だと思うけれど、子どもたちに負担をかけたくない」 「自分の代でお墓のことをきちんとしておきたい」
こうした声を聞くたびに、時代とともに供養の形が変わりつつあることを実感します。新城市でも、同じような想いを抱えている方が増えているのではないでしょうか。
今回は、新城市の墓石事情について、データや地域の特性も踏まえながら、分かりやすくお伝えしていきます。
新城市の今:
数字が語る地域の変化
新城市は、愛知県の東三河地方に位置し、豊橋市や豊川市の北に広がる自然豊かな地域です。2005年に旧新城市、鳳来町、作手村が合併して誕生した市で、面積は愛知県内で2番目の広さを誇ります。
しかし、人口の面では大きな変化が起きています。

(出典:新城市公式統計データ、国勢調査)
2015年時点で約47,000人だった人口は、年々減少を続けています。特に注目すべきは高齢化率です。2015年の時点で32.7%に達しており、3人に1人が65歳以上という状況です。これは全国平均を上回る数字で、新城市だけでなく、日本全体が直面している「少子高齢化」という課題を、より鮮明に映し出しています。
この数字が意味するのは何でしょうか。それは、これからお墓を必要とする方が増える一方で、お墓を守り継ぐ世代が少なくなっているということです。
【参考データ】
- 新城市人口(2015年):約47,000人
- 新城市高齢化率(2015年):32.7%
- 全国平均高齢化率(2015年):26.6%
※出典:総務省「国勢調査」、新城市公式ホームページ「住民基本台帳人口及び世帯」
墓石選びで多くの方が感じる
「分かりにくさ」
お墓づくりを考えたとき、多くの方が最初に戸惑うのが「石選び」です。
「石なんて、どれも同じに見える」 「何を基準に選べばいいのか分からない」
こうした声は、決して珍しいものではありません。実は、お墓の材料となる墓石を鑑定する専門の職業は存在しないのです。宝石鑑定士のような仕事はあっても、墓石の目利きについては、決まった鑑定方法がありません。石材店が長年の経験と知識で判断するしかないのが現実です。

現代的なデザインがあります。
ご家族の好みに合わせてお選びください
石選びの第一歩:
自分の感覚を信じる
では、どうすればよいのでしょうか。
答えは意外なほどシンプルです。
実物を見て、「きれいだな」「落ち着くな」と感じる石を選ぶこと。
これが一番大切なのです。

自分が「いいな」と思える基準で選びましょう
石の色合いや柄、模様を見て、心が引かれるものを選んでください。難しく考える必要はありません。お墓は、亡くなった方を想い、手を合わせる場所です。そこに建つ石は、ご家族が「いいな」と思えるものであることが、何より重要なのです。
もし選んだ石が予算を超えてしまっても、心配はいりません。経験豊富な石材店であれば、似た雰囲気で予算に合う石を提案することができます。
出身地や
環境に合わせた石選び
石選びには、もう一つの方法があります。
それは、出身地域の石を選ぶという方法です。たとえば、新城市を含む愛知県の方であれば、地元岡崎や豊田で採掘される石を選ぶことができます。九州や四国のご出身であれば、故郷で採れる石材を選ぶこともできます。故郷の石で建てたお墓は、遠く離れていても、いつもふるさとを思い出させてくれる存在になるかもしれません。
また、お墓が建つ場所の環境を考えて石を選ぶことも大切です。
たとえば、海が近い墓所であれば、潮風に強い石材を選ぶ。湿気の多い地域であれば、吸水しても変化しにくい性質の石を選ぶ。こうした配慮が、お墓を長くきれいに保つことにつながります。
岡崎の石:
新城に近い銘石の産地
新城市の隣、岡崎市は「石都(せきと)」と呼ばれる石材の一大産地です。

良質な御影石が採れる「石都」として知られています
岡崎市は、香川県の庵治町、茨城県の真壁町と並ぶ、日本三大石材産地の一つ。良質な花崗岩(御影石)が採れることで知られています。岡崎御影は、約400年前から使われており、岡崎城の石垣にも使用されています。
岡崎で採れる石には、「牛岩石」「吉祥石」「小呂石」「鍋田石」「花沢石」など、様々な種類があります。

※注意※花沢石は豊田市産出の石です。
特に牛岩石(うしいわいし)は、青みを帯びた美しい色合いと、磨くと強い光沢が出ることで、高級墓石材として人気があります。

磨くと美しい光沢が出るのが特徴です
新城市から岡崎市へは、車で30分ほどの距離です。地元に近い場所で採れた石でお墓を建てることは、地域とのつながりを大切にすることにもつながります。
【岡崎の主な石材】
- 牛岩石(青御影):最高級品、青みを帯びた美しい色合い
- 吉祥石:硬質で耐久性が高い
- 小呂石:緻密で美しい石目
- 花沢石:明るく優しい印象
※参考:岡崎市観光協会「石都・岡崎!」、岡崎石工団地協同組合
石材店の経験が、失敗しないお墓づくりにつながる
石の見分け方は、一朝一夕で身につくものではありません。
実は、石材店も過去には様々な失敗を経験しています。海外の石材が輸入され始めた頃には、海外の石を日本の石だと偽って買わされることもありました。有名な銘石だと思って仕入れたら、実は違う山で採掘されていたこともありました。
こうした失敗を重ねながら、知識と経験を積み重ねてきたのが、石材店という仕事です。

4つのステップで進みます
毎年時間をつくり、定期的に様々な地域や国へ足を運び、自分の目と手で石を確認する。この地道な積み重ねが、確かな目利きを育てます。
だからこそ、お墓づくりを考えたとき、経験豊富な石材店と一緒に進めることが大切なのです。

長年の経験と確かな技術でお墓づくりを行います

新城市で安心できる墓石選びのために:矢田石材店の取り組み
ここで、新城市と深いつながりを持つ石材店についてご紹介します。

創業70年、地域に根ざした石材店です
矢田石材店は、岡崎市で1955年(昭和30年)に創業した石材店です。今年で約70年の歴史を持ち、代々石工の家系として、岡崎の石とともに歩んできました。

朝のラジオ体操風景
「新城市の石材店ではないのでは?」と思われるかもしれません。その通りです。しかし、矢田石材店は新城市の最勝院というお寺と一緒に、「新城はなえみ墓園」を運営しています。これは、新城市の地域の方々の供養とお弔いを支えたいという想いから生まれた取り組みです。

総合的にサポートします
建設業許可と専門資格を持つ安心感
矢田石材店は、建設業許可を取得しており、お墓ディレクター1級・2級の資格を持つスタッフが在籍しています。
お墓ディレクターとは、お墓に関する幅広い知識と技能を認定する資格です。石材の知識はもちろん、供養や法律に関する知識まで、総合的な専門性が求められます。
また、愛知県内に複数の展示場を持ち、岡崎本店、名古屋店、西尾展示場、豊川稲荷前展示場で、実際の墓石を見ることができます。県下でも最大規模の石材店でありながら、一つ一つの仕事に丁寧に向き合う姿勢を大切にしています。
【矢田石材店の特徴】
- 創業:1955年(昭和30年)、約70年の歴史
- 許可・資格:建設業許可取得済み、お墓ディレクター1級・2級在籍
- 拠点:岡崎本社/名古屋店/愛知県石材リサイクルセンター
- 対応エリア:愛知県全域、
- メディア実績:テレビ東京、TBS、読売新聞、CBCラジオなど多数
「はなえみ墓園」:
継承の心配がいらない新しい形

「将来に不安を残さないお墓」です
新城はなえみ墓園は、JR飯田線の東新町駅近くにある浄土宗のお寺、最勝院の境内にあります。


最勝院は、1624年(寛永元年)に開山された歴史あるお寺です。鳳来寺と同木同体と伝えられる秘仏の薬師如来像があり、「新町薬師」として地域の方々に親しまれてきました。
この最勝院の神谷嘉則住職は、もともとサラリーマンでした。お寺の一人娘と恋に落ち、「檀家さんに育ててもらったので、裏切って出ていくわけにはいかない」という奥様の想いを受けて、会社を辞めて修行に出ました。そして、空き寺だった最勝院を引き継ぎ、2023年には雨漏りしていた本堂を建て替えました。

はなえみ墓園の大きな特徴は、すべてのお墓に永代供養がついていることです。
「子どもがいない」「遠方に住んでいて、お墓を守れない」こうした心配をお持ちの方でも、安心してお墓を持つことができます。お寺が責任を持って、永代にわたって供養を続けてくれるからです。

【新城はなえみ墓園の特徴】
- 所在地:愛知県新城市字屋敷28
(最勝院内) - 宗旨宗派:不問
(どなたでもご利用可能) - 永代供養:すべてのお墓に付帯
(追加費用なし) - 価格:墓地・墓石・永代供養の一体価格
(建売型) - 管理:最勝院と矢田石材店の共同運営
- アクセス:JR飯田線東新町駅から徒歩3分

「普通でいいお墓」
という考え方
お墓を建てるとき、「どれくらいの費用をかけるべきか」「立派なお墓でないといけないのか」と悩む方は少なくありません。

ご家族の想いに寄り添ったお墓づくりです
矢田石材店では、「普通でいいお墓」という提案をしています。
これは、見栄を張った高価なお墓ではなく、ご家族の想いに寄り添った、ちょうど良いお墓という意味です。お墓の価値は、かけた金額の大小ではありません。お祀りする方々の想いこそが、最も大切なのです。
「普通でいい」という言葉には、飾らない誠実さがあります。必要以上に高価なものを勧めるのではなく、その家族にとって本当に良いお墓を、一緒に考える。そんな姿勢が込められています。
普通でいいお墓について詳しくは:
矢田石材店「普通でいいお墓」特設ページ
地域に寄り添う仕事:フットワークの良さ
石材店を選ぶとき、大切なのは「いざというときに、すぐに対応してくれるか」ということです。
お墓は建てて終わりではありません。年月が経てば、文字の追加彫刻が必要になることもあります。地震や台風で傾いてしまうこともあります。そんなとき、すぐに相談できる石材店があると安心です。
矢田石材店は、愛知県内であれば、三河はもちろん、名古屋、岐阜、三重、静岡での施工にも対応しています。また、他県からの移設や、他県への移設の手伝いも行っています。
新城市に密着した活動を続けていることで、地域の方々の声に耳を傾け、本当に必要とされるサービスを提供できるよう努めています。
時代とともに変わる
供養の形
日本全体が少子高齢化を迎える中、供養の形も変わりつつあります。

従来型の先祖代々のお墓を持つことが難しくなっている方が増えています。しかし、だからといって供養の心まで失われているわけではありません。むしろ、「自分の代でできることをきちんとしておきたい」という想いを持つ方が増えているのです。
新城はなえみ墓園のような、永代供養のついたお墓は、こうした時代の変化に応える一つの形です。自分たちが元気なうちにお墓を用意し、将来の不安を減らす。子どもたちに負担をかけない。そんな選択ができるようになっています。
おわりに:
お墓のことは、気軽に相談してください
お墓のことを考えるとき、一人で悩む必要はありません。
「まだ具体的には決めていないけれど、話だけでも聞いてみたい」 「自分の場合は、どんな選択肢があるのか知りたい」
そんな段階でも、遠慮なく相談してください。
矢田石材店では、岡崎本店や名古屋店、各展示場で相談を受け付けています。また、新城はなえみ墓園の見学も可能です。実際に足を運んで、雰囲気を感じてみることが、納得のいくお墓選びの第一歩になります。
お墓は、亡くなった方への想いを形にする場所です。そして、残された家族が心穏やかに手を合わせられる場所でもあります。
新城市で墓石のことを考えたとき、地域に根ざし、確かな技術と経験を持つ石材店に相談することが、安心への近道です。
お問い合わせ

実際のお墓をご覧いただけます。
お気軽にお越しください
矢田石材店
フリーダイヤル(全店共通)
📞 0120-336-772
🕐 受付時間:9:00~18:00(年中無休)
【岡崎本店】
📍 住所: 〒444-0007 愛知県岡崎市大平町字南田潰28-1
📞 電話: 0564-73-2018
🕐 営業時間: 9:00~18:00(年中無休)
🚗 アクセス: 東名高速道路岡崎ICから車で約5分
【名古屋店】
📍 住所: 〒465-0097 愛知県名古屋市名東区平和が丘2-213
📞 電話: 052-768-6620
🕐 営業時間: 9:00~17:00
定休日: 水曜日・木曜日
🚇 アクセス: 地下鉄東山線「一社駅」から車で約10分
【新城はなえみ墓園】
(最勝院)
📍 住所: 〒441-1312 愛知県新城市字屋敷28
📞 電話: 0536-22-3379
🚃 アクセス: JR飯田線「東新町駅」から徒歩圏内
🌸 見学: 事前にお電話いただければご案内いたします
関連リンク
🏠 矢田石材店 公式ホームページ https://yatasekizai.com/
🌸 はなえみ墓園 公式サイト https://yatasekizai.com/hanaemi/
📖 「普通でいいお墓」について https://yatasekizai.com/iiohaka/
📝 矢田石材店公式note https://note.com/yatasekizai
♻️ 愛知県石材リサイクルセンター
https://yatasekizai.com/eco/
参考文献・データ出典
本記事は、以下の公的データおよび一次情報を基に作成されています。
統計データ
- 総務省統計局「国勢調査」(2015年)
- 新城市公式ホームページ「住民基本台帳人口及び世帯」
- 新城市「男女別年齢別人口集計表」
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」
地域情報
- 新城市公式ホームページ
- 岡崎市観光協会「石都・岡崎!」
- 岡崎石工団地協同組合
企業情報(一次情報)
- 矢田石材店公式ホームページ
- 矢田石材店公式note(住職インタビュー記事)
- はなえみ墓園公式サイト
- 最勝院の歴史資料
この記事のまとめ
✅ 新城市の人口は減少傾向、高齢化率は32.7%(2015年時点)
✅ 墓石選びは「見た目」「出身地」「環境」の3つの基準で
✅ 岡崎市は日本三大石材産地の一つ、新城市から車で約30分
✅ 経験豊富な石材店と一緒にお墓づくりを進めることが重要
✅ 新城はなえみ墓園は永代供養付きで継承の心配がない
✅ 矢田石材店は創業70年、建設業許可・お墓ディレクター資格を持つ信頼の石材店
✅ 「普通でいいお墓」という考え方:想いが何より大切
この記事に関するご質問・お墓のご相談は、お気軽に矢田石材店までお問い合わせください。
📞 フリーダイヤル:0120-336-772
🕐 受付時間:9:00~18:00(年中無休)