小牧市・岡崎市で墓石工事

『見栄え良く見せる秘訣はシンプルに』

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

終わりました。

工場の増床です。

昨年からの懸念事項で、仕事量の増加に伴い、工場が手狭になっていました。

元々、そんなに広くはありません。

正直な話、工場というよりは倉庫。

その倉庫に目いっぱい石材を広げています。

ただ、まだ増床の余地はありました。

【お墓体験工場】です。

ご来店頂いたお客さまに、お墓の内部構造や、地震対策の取り組み、石材加工の違いなどをお伝えする施設。

このスペースが、以外に場所をとっていました。

なので、今回思い切って、この

【お墓体験工場】

部分を、工場から移設する事にしました。

工場を工場から移設。

何とも意味不明な措置です。

とは言え、一度見て頂ければ、どんなことか分かると思います。

どんな感じなのかといえば、工場の外に屋根、囲いをつくり、そこに【お墓体験工場】の施設を
移動させました。

その移設がすべて、昨日終わったという事です。

工場内は広がり、
使い勝手も良くなりました。

【お墓体験工場】は、工場から独立し、より見やすい感じになりました。

案内表示や解説も、改めて内容を見直し、奇麗につくり直しました。

大変美しいです。

今回の見直しに伴った案内物の製作は、すべて企画の三島に任せました。

今まで矢田が、勢いと感覚のみでつくっていた物をきちんとつくり直しです。

デザインの基本、

・近接

・整列

・反復

・メリハリ

を抑えた表現になりました。

【近接】は、
同じグループのものをまとめること。

同質、異質をしっかり認識して、区別をつけて表現します。

【整列】は、
配置を揃えること。

基本は左端揃えです。

何かを並べる時、端を揃える。

見栄え良く見せるコツですね。

【反復】は、
繰り返しです。

同じ色で表現する。

同じ体裁で表現する。

同じ書体で表現する。

そんな感じ。

子供のころは、色えんぴつの全色をつかって画を描いていました。

しかし、それではチンドン屋。

センス良く見せるためには、

同じものを繰り返し使う方が効果的。

バラバラでは、統一感も無くなります。

【メリハリ】は、
コントラストですね。

大きいものは大きく。

小さなものは小さく。

下地と文字は、目立つように逆色に。

境界があいまいだと、ぼやけて上手く表現できなくなります。

上記は、デザインを正しく学んでいない人でも、それなりに奇麗につくることが出来るコツ。

昔、読んだ本で学びました。

実はこの内容、お墓の設計時にも有効です。

お客さまのご要望は多岐にわたります。

アレもコレもと盛り込んでいくと、何が何だか分からなくなります。

提案者のセンスで、同じ要望でもまったく違うお墓になります。

まずは【近接】。

同質のものは近くに集めます。

あまり広くない墓所だと、そもそも難しいですが、

ご先祖さまはご先祖さま

新しい仏さまは新しい仏さま

お地蔵さまはお地蔵さまで

というように、幾つもお墓がある場合は、同じ性質のものを集めてグループ化します。

もしくは、大きさで集める。

他にも、石の種類、石の色目で集める方法もありますね。

【整列】は、分かりやすい。

端を揃える。

並ぶラインを揃える。

凸凹にならないように。

ちぐはぐにならないように、整えた配置を考えます。

そして【反復】。

石の種類を使いすぎないこと。

同質のものは、同じ石で統一。

文字彫刻におきましては、表現方法を合わせます。

例えば、享年と行年。

後の子孫が混乱しないように、統一表記をお薦めしています。

見栄えもよくなりますしね。

最後に【メリハリ】。

メインとなる存在を引き立たせるためには、全てに全力、フルパワーではいけません。

メインはやはり墓石本体。

そして、
その中でも仏石、竿石と呼ばれる部分。

ここを中心に、その他はあくまでもサブと考える。

大きさでメリハリをつける

豪華さでメリハリをつける

石の種類でメリハリをつける

配置でメリハリをつける

デザインでメリハリをつける

彫刻のコントラストでメリハリをつける

いろんな方法があるいと思いますが、全部大切は、何にも目立たないにつながる危ない思想。

どうかお気をつけ下さい。


〔本日のお墓ことば〕

センスを磨く一番修行は墓地巡り


さて、そんな基本を押さえたデザインセンスでつくられたお墓。

昨日は小牧市で墓石建立工事が行なわれました。

20160204 (2)

まずは基礎部分に下地をつくります。

石材とコンクリートの結合強度を高めます。

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土台となる芝台を設置します。

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中心につくられました、石製納骨室の内部。

砕石などを取り除き、奇麗な土に入れ替えます。

表面は、洗い砂でやさしくお化粧しています。

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順番に石材を設置します。

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石材が上下に重なる部位には、地震対策を施します。

中心には脱落防止の【要石】。

4隅にはゲル状の衝撃吸収材【安震はかもり】を配置。

専用接着剤も併用し、2重3重の施策でお墓を守ります。

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石材底面の凹に、要石の凸がはまり込みます。

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いよいよメインの竿石の設置。

位置、傾き、バランスを微調整します。

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墓誌を設置し、石材と石材の継ぎ目をシーリング。

工事終了です。

次回は仕上げを行い完成の予定。

出来栄えが楽しみですね。

次きましては、地元岡崎市で新しく始まったお墓工事。

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まずは穴掘りから開始。

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彫り終えた墓所に石製納骨室を配置し、周囲を砕石で固めます。

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墓所の広さにわせ、鉄筋を組みます。

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中心には石製納骨室を配置。

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振動機を使いながら、コンクリートを流し込みます。

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表面を固めながら、水平に調節します。

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囲いとなっている、石組を洗ってきれいにいたします。

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工事終了です。

数日間の養生を経て、次回は土台の設置。

素敵なお墓になりそうです。

完成が待ち遠しいですね。

そしてコチラは一足お先に完成したお墓。

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場所は安城市の地域墓地。

素敵な和型墓石が出来上がりました。

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お施主さまの手により、お墓を守るさらしが巻きつけられます。

20160204 (12)

保護カバーを被せ、開眼式を待ちます。

すてきなお墓づくりを、ありがとうざいました。

引き続きお墓守として、よろしくお願いします。

さて、本日のお墓工事ですが、お伺いするのは三重県の朝日町。

新しく始まるお墓工事です。

そしてもう一か所は幸田町の地域墓地。

こちらはデザイン墓石の建立工事。

素敵なお墓になりそうです。

そして、今日は特別なイベントが・・・・!

しかし、ここではお伝えできません。

すいません。

最近シークレットが多いですね。

ご勘弁下さい。

今日もお墓づくりに精進します。

感謝


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