幸田町、刈谷市で墓石工事

『墓石のデザインについて考える』

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

先日、墓相について、あるお客様から相談されました。

★墓相(ぼそう)とは、お墓の相。

家相とか、手相とか、人相などの【相】です。

相とはもともと仏教用語。

相の持つ意味は、特徴、特質、様相、形相。

そもそも体・相・用という考え方があり、相はその中のひとつ。

相とは、本来の性質あるいは性能という意味。

ちなみに

体 → 本体そのもの

用 → 性質のもつ働き

ちょっとややこしくなりましたね。

もっと簡単にいきましょう。

一般的には【相】は

【物の外見】

という意味。

墓相

お墓の相

お墓の外見

お墓のデザイン。

まあ、こんな感じです。

お墓の相を合わせるとは、外見をある特定の基準に沿ってつくることです。

まあ、広義で考えたらデザイン墓石の一種です。

そのように考えて頂けると、幾分気が楽になるのでは・・・?

カタチに囚われると、自由な発想や心の開放につながりません。

お墓のカタチなんてものは、正しいも間違いもないと思っています。

伝統といったって、今のお墓のカタチは昭和中期以降のカタチ。

現代の墓相式にしても、100年もないくらいじゃないでしょうか?

伝統とは古くからのしきたりや、様式など、有形無形の系統を受け伝えること。

皆さまがつくるお墓にとって、本当に価値ある伝統がかつてあったのか?

これからお墓をつくる方は、今この瞬間を伝統の初めにしたらいいじゃないでしょうか?

なんてことを思います。

少し前の話ですが、最近犯罪が多かったり、特殊な事件が多いのは、
【お墓参り】

を主とする

【先祖供養】

の意識が薄れてしまったからだと言う方がいました。

だったら、今まで作ってきたお墓や伝統がおかしかったと捉えられませんか。

※実際の数値変化を辿ると、少年犯罪などの特殊事件は減少しています。

※統計なんていうものは、どこを切り取って、都合の良い様に見せるかだけです。

しかも、元に戻したら、良くなるのか?

そんな話じゃないでしょう?

矢田はそう思います。

だったら、新しくつくればいいじゃないですか。

お墓のデザインだって同じです。

原点回帰もいいでしょうが、世の中の前提が違います。

墓相のお墓が生み出された時代、海外から石材は輸入されていませんでした。

中国の工場で、日本人の墓石が9割以上もつくられていませんでした。

スマホもなければ、携帯電話すらありません。

お墓が自由で魅力的になったのです。

選択肢が増えちゃったのです。

これだけ世の中が変わっているのに、お墓だけ変わらずにというのは考え方自体に無理がある。

時代に合ったお墓にデザインしなおせば良い。

お墓の相とかも、現代風にしたらいいじゃないですか?

諸行無常

仏教のことばで、この世の存在はすべて、カタチも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども同一性を保持することができないこと。

物を壊してしまったときに、言い訳として使っていました。

本質すら流動的なのです。

今こそ、お墓本来の意味を考え、変化するお墓デザインを考えたいものです。


〔本日のお墓ことば〕

相に囚われず解放されたお墓を


ということで、過去を乗り越え、新しく未来を創造するお墓づくり。

昨日は幸田町の地域墓地に伺いました。

お墓の建て替え工事です。

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コチラのお墓を解体移動して、新しく建立します。

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まずは墓石本体を運び出します。

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土台部分を解体し、基礎づくりのために、さらに掘り進めます。

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隣の方との境界をブロックでつくります。

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掘り終えた溝に砕石を敷き詰め、叩いて締めます。

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墓所の広さに合わせ、鉄筋を組みます。

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振動機を使いながらコンクリートを流し込みます。

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水平に均しながら、表面を固めます。

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工事終了です。

数日の養生期間を経て、次回は土台、外柵の設置工事を行います。

楽しみにお待ちください。

続きまして、こちらは刈谷市の寺院さま墓地。

既設の外柵を解体し、新しくお墓をつくります。

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コチラの墓所をつくり直します。

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穴掘りとともに、石材を運び出します。

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きれいに掘り終えました。

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砕石を敷き詰め、地盤を叩いて締めます。

周囲のお墓を壊さないように、機械を使わず人力で固めます。

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納骨スペースを確保し、鉄筋を組みます。

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振動機を使いながら、コンクリートを流し込みます。

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コテで表面を固めながら、水平にならします。

20160604 (9)

工事終了です。

次回は新しい囲いの設置、そして墓石本体の建立へと続きます。

出来上がりが楽しみですね。

もうしばらくお待ちください。

さて、昨日は午前・午後とご来店をいただきました。

早速墓地のご計測・観測に伺ったりと、にぎやかな雰囲気でしたね。

引き続きよろしくお願いいたします。

そして今日のお墓工事。

は、お休みです。

墓地へは伺いません。

工場で石材加工に励みます。

そして、お客さまのご来店は午後に集中。

岡崎展示場、名古屋ショウルーム、午後からはにぎわいそうです。

式典は納骨式が営まれます。

場所は東郷町。

素敵なお式となるように、精一杯手伝いいたします。

お伺いするのは半田市営墓地と西尾市の地域墓地。

今日もにぎやかな一日になりそうですね。

お墓づくりに精進します。

感謝


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