豊川市、半田市×2で墓石工事開始

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

昨日は火曜日でした。

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』
10:30頃~【お墓にかようび】に出演の日。

→ https://www.yatasekizai.com/media/

リスナーさんから頂いたご質問に答える形となりました。

 

こちらは頂いたご相談です。

『墓石をつくる時、花崗岩と黒い石の違いを教えて下さい。

それと、墓石に水をかけてもよいのでしょうか?』

 

花崗岩(御影石)と黒い石の違いについてという事ですね。

まず花崗岩、(通称御影石【みかげいし】)と呼ばれていますが、マグマが地中でゆっくり固まった岩石です。

石英、長石、黒雲母で構成されていることが多く、その配合の違いで風化が早かったり、遅かったり致します。

配合によって見た目も変化いたします。

日本で墓石をつくるとなると、通常はこの石、花崗岩が使われます。

岡崎で採掘されている石も花崗岩です。

四国や福島などの石産地で採掘されている石も花崗岩です。

人間が加工して何か形をつくる石としては堅い部類に入ります。

人が加工しない石材も含めますと、比較的柔らかい部類の石になります。

まあ、上手く加工できないから加工しないのですけどね。

 

そして黒御影と呼ばれている黒い石たち。

正式には斑レイ(はんれい)岩や閃緑(せんりょく)岩と言います。

こちらも花崗岩と同じくマグマがゆっくりと固まってできた岩石です。

透明な成分が少なく、黒っぽい組織が多いです。

こういった黒い石は日本ではほとんど採れておらず、海外の石を使用しています。

特にインドから入ってくる石が多いです。

花崗岩と比べると、硬く、加工するのも大変。

穴を開けたり、文字を彫るのにも、時間がかかります。

道具が早く傷みます。

ただ、磨きをしっかり行えば、ツヤッツヤに光りますので、高級そうに見えます。

まあ、実際に高級なのですが・・・

それで、黒御影石は初めから黒い訳ではなく、砥石で磨いていくと黒く光ります。

誤解している方が稀にいらっしゃいますが、石材が光っているのはワックスなどを塗っている訳ではなく、砥石で磨いて、光らせています。

なので、つやが落ちたと言って、車やガラス用のワックスなどを塗ると大変なことになります。

絶対におやめください。

 

あと、黒御影石は御影石に比べると吸水率が低い。

なので、寒くて石が凍結する恐れのある地域では好んで使用されています。

北陸、東北、北海道などは黒いお墓が主流です。

秋田県は9割が黒御影石という事。

知人がチラシつくっても

「全部真っ黒で何が何だかさっぱりわからない」

とぼやいていました。

この辺りでは黒い石でつくられたお墓はまだまだ少ない方です。

ですが、以前よりもきれいにつくる技術が発達いたしましたので、新しい墓地などでは見かけるようになりました。

ただ、ホコリや傷が付いたときは目立ちます。

お墓として使われるときは、お掃除のときに、ちょっと気を使って頂くと長くきれいな状態を保てます。

 

そして、

【墓石にお水をかけてもよいのかどうか】

というご相談について。

 

これは本当によく聞かれます。

ダメな理由がまずわかりません。

日本における水の役割はいっぱいあるのですが、神社仏閣でのお参りにおきましては、身を清める、場を清める時に用いられます。

お墓参りでも全く同じことが言えます。

お墓にお水をかけることで、まずはお墓に付着した汚れを落とすという目に見える効果があります。

そして、目に見えない効果においても、お墓、仏さまを清めるという意味合いがあります。

お墓の周辺にある不浄を洗い流すという事ですね。

 

そして皆さま当然お分かりだとは思いますが、いくら良いと言っても、バシャバシャと音を立てるように投げ掛けるのはよくありません。

ひしゃく等をつかい、やさしくそっとかけ流してあげて下さい。

肩口からお背中を流すようなイメージです。

お盆も近づいてますし、お墓参りに行かれる方もきっと多いと思います。

是非お墓にはお水をたくさんかけて下さいね。

仏さまも、ご自身もしっかりと汚れを払い、清いお気持ちでお参りできるようになるはずです。

 

さて、ここからは様々に抱いた疑問を解明し、旅のゴールへ辿り着いたお墓づくり。

豊川市、半田市でお墓工事の開始です。

旅の終わりは新しい旅の始まりです。

まずは豊川の市営墓地。

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穴掘りからの開始です。

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綺麗に掘り終えました。

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砕石を敷き詰め、叩いて締めます。

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墓所の構造に合わせ、鉄筋を組みます。

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振動機を使いながらコンクリートを流し込みます。

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表面を固めながら水平に均します。

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工事終了です。

次回は土台の設置、そして墓石本体へと続きます。

完成を楽しみにお待ちください。

 

続いては半田の市営墓地。

おとなり2か所をまとめてお墓工事となりました。

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まずは穴掘り。

2か所同時に工事開始です。

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硬い地盤は機械を使って、ほぐしながら進めます。

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掘り終えた墓所に砕石を敷き詰め、叩いて締めます。

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鉄筋を組みます。

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同じく鉄筋を組みます。

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振動機を使いながらコンクリートを流し込みます。

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コテで表面を水平に均します。

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工事終了です。

次回も2か所同時に施工となります。

どんな雰囲気になるのか、完成が楽しみですね。

もうしばらくお待ちください。

 

そして工場では石材加工が粛々と行われています。

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自動研磨機が台座石を磨きます。

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加工場では石を磨き、切削しています。

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石材に穴をあけたり、接着したり。

出荷前の下準備を行なっています。

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自動文字彫機を操る山田。

目の衰えを機械でカバー。

それぞれに工夫を凝らしながら仕事をしています。

 

そして岡崎店は午前中にご来客さま。

午後は岡崎市内にお伺いしてのお打合せ。

名古屋市平和公園墓地では、お寺さまの墓所の清掃。

墓守団と名古屋店のメンバーが協力して行いました。

みんな暑い中がんばりました!

 

さて、本日のお墓工事です。

お伺い致しますのは刈谷の市営墓地。

和型墓石の建立工事を行います。

西尾市の地域墓地では新しくお墓工事の開始です。

工場では茨城の石を加工。

午前中は岡崎展示場に来店のご予約が2件。

名古屋は午前・午後とお伺いしてのお打合せ。

今日もにぎやかな一日になりそうですね。

故人が喜ぶ明るく元気なご供養のため、お墓づくりに精進します。

感謝


お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を

『心が強くなるお墓参りのチカラ』

矢田が書いた本です。

詳しい本の御案内はこちらから
→ http://haka.yatasekizai.com/media/chikara.html
インターネットの本屋さん「アマゾン」でも販売しています。
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お墓職人がつくる注文墓石専門店   矢田石材店

フリーダイヤル通話料無料  0120-336-772

岡崎本店 愛知県岡崎市大平町字南田潰28‐1
電話    0564-73-2018
ファックス 0564-73-2058

名古屋店 愛知県名古屋市名東区平和が丘2-213
電話    052―768―6620
ファックス 052―768-6647

営業時間  月~土曜日:8:00~18:00/日曜・祝日:9:00~17:00
※名古屋店は水・木曜は定休日です。

私たちの行動指針=
「自慢したくなるような【誇りあるお墓】をお施主さまと一緒につくる」

お墓づくり情報満載のホームページ→ https://yatasekizai.com/
e-mail: info@yatasekizai.com

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