東海市、蒲郡市で墓石工事

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

昨日は火曜日でした。

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』
10:30頃~『お墓にかようび』出演の日。

→ http://haka.yatasekizai.com/media/

最近よくお伝えしている、
『お墓と地震』の話

九州の地震があってから、

「仮に自分のお墓が地震で壊れた時は、どのような対応を取ってもらえるのか?」
とかですね、
「そもそも地震に備えてどのような事をしたらいいのか?」

というご相談が多いので、その辺りの事について詳しくお話致しました。

まず、地震が起きて、不幸にもお墓が壊れてしまった場合、つくった墓石屋さんに責任があるかどうかの判断基準をお伝えいたします。

【日本石材工業新聞】

という、石材店向けの業界誌があります。

この記事の中に

『石材店のための法律講座』

というコーナがありまして、担当している弁護士の戸部秀明氏が地震による墓石倒壊に関する法的見解を述べています。

一部をご紹介いたします。

『震度5弱もしくは震度4程度で墓石が倒壊した場合には、施工にミスがあるとして、石材店側が損害賠償責任を負うと解する余地がある。

しかし、震度5強以上の場合は、 不可抗力によるものとして責任を負う事は無いでしょう』
と述べられています。

隣の墓石が倒れてきた場合も同様で、震度5強以上の場合には不可抗力による天災によるものなので、責任を追及することはできないとのこと。

墓石修復後、余震の影響で、また倒れてしまった場合の見解についても述べられています。

『余震の規模が震度5弱、もしくは震度4程度以下である時には、本格的修復を行った石材店には、再修復を行うべき義務や損害賠償責任があると考えられます。

余震の震度がそれ以上に大きな場所では、不可抗力による天災によるものなので、責任を負う事は無いでしょう」
という見解です。

また、余震が断続的に発生されることが予想される時には、修復を依頼された場合に、あらかじめ弱い余震でも再度転倒する恐れがあることをお客さまに説明しておく必要があります。

つまり、修復したお墓が通常求められる程度の耐震性を持ち得るかどうか、説明し、場合によっては契約内容に明記しておくことが大切という話です。

要は、壊れた墓石の修復には、一時的な方法と、本格的な方法と2通りあり、一時的な修復の場合は、軽い余震でも再度転倒致します。
本格的な修復でも、震度5強以上の余震の場合は、再度倒れても、不可抗力と見なされるという話です。

次に、

『地震に備えてどうしたらいいのか』

というお話です。

これは常々お伝えしたいますように、これで大丈夫というラインは永久にやってきません。

だからと言って何も対策しなくて良い訳ではありません。

今できる事を目一杯行なう事が重要です。

例えば、
・基礎を鉄筋コンクリートでつくる
・個々の石材を壊れにくく加工する
・内部の構造を補強できる特殊な金具で固定する
・ゲル状の緩衝材を挟み込み地震の揺れを逃がす構造にする
・耐震性に優れたシーリングの方法を用いることも重要
・墓石をただ上に積んでいくだけではなく、【要石】を使い、石と石の間に支えをつくることがとても大切になってきます。

今週末はちょうど墓石見学会が開催されます。

→ http://haka.yatasekizai.com/price/campaign.html

14日(土曜日)

15日(日曜日)の2日間。

時間は09:00~17:00です。

人員を増やしてお待ちしていますので、ご予約なしでお越し下さってもしっかりご案内させていただきます。
上記で取り上げた地震に強いお墓の構造や、基礎や補強についてのお話もたっぷりお伝えさせていただきます。

これからお墓をつくる方はもちろんですが、今建っているお墓が心配な方は一度ご相談にお越し下さい。

適切な方法をお伝えし、安心してお参りできる環境をどうやってつくって行くか。

一緒に考えさせて頂きます。
地図
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〔本日のお墓ことば〕

守り守られお墓と私


さて、そんな地震対策に注力したお墓づくり。

昨日は蒲郡市と東海市で墓石工事を行いました。

まずは、蒲郡市の工事から。

2016.05.11.01

ここが今回お墓を建てる場所です。

2016.05.11.03

30センチ掘るのって結構大変なんです。

2016.05.11.04

設置したカロートの周りに、砂利を敷き、鉄筋を組みました。

2016.05.11.05

コンクリートを流し込み、振動で空気を抜いています。

2016.05.11.06

最後は職人の手で均し、本日の工事は終了です。

2016.05.11.07

コンクリートが固まるまで、しばらく養生します。

さて、つぎの工事は岡崎市です。

2016.05.11.08

固まった基礎の表面を荒して接着強度をあげます。

2016.05.11.09

分割された芝台を組んでいきます。

2016.05.11.10

芝台にある穴から更に基礎まで穴をあけます。

2016.05.11.11

その穴に鉄筋を通し、隙間にコンクリートを詰めていきます。

2016.05.11.12

四ツ石を組み、連結金具で固定します。

2016.05.11.13

中台を設置。四ツ石との間にもしっかり接着剤を塗ります。

2016.05.11.14

要石を設置した上台の上に竿石を乗せます

2016.05.11.15

竿石を叩いて締めていきます。

2016.05.11.16

物置台もしっかりと固定しておきます。

2016.05.11.17

墓誌も設置し、今日の工事はこれで終了です。

さて、本日のお墓工事です。

みよし市、岡崎市へ伺います。
今日もお墓づくりに精進します。

感謝


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お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を。

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