お客様インタビュー 馬場さま
息子の友人たちから意外な言葉
―このたびは、お墓を移転されたそうですね。そのいきさつを教えてください。
馬場さま:
息子は幼いころから近所の友達ととても仲が良く、高校生になってもみんなで集まったりしていたんです。数年前から息子は病気を患っていたのですが、そのことを伝えていなかったので、亡くなる2週間ほど前に入院してはじめて、彼らはそのことを知ったんです。それからは、お見舞いに来てくれたり、千羽鶴を折ってくれたり、本当に良くしてくれました。
―いいお友達ですね。
馬場さま:
はい、息子が亡くなった後も、七七日のお参りの度に一緒に手を合わせてくれました。でもそんな時に、「おばさん、お墓はどこにあるんですか?」と度々聞かれて驚いたんです。若い子でもお墓のことを気にするんだな、と。当時、おばあさんのお墓が香川県高松市にあったのですが、お友達も気に掛けてくれてるし、岡崎市にもってこよう、と思ったんです。それで、友人に相談してみたら、友人の息子さんが矢田石材店さんの職人さんだったんですよ。
良い墓石はそのまま大切に守っていきたかった
―お墓を新しく買うのではなく、移転することになった理由を教えてください。
馬場さま:
おばあさんが「うちのお墓の庵治石は良い石だ」と昔から言っていて、職人さんに確認してもらったら、本物の庵治石で。せっかくだから、このお墓をそのまま移転してこれからも大切に守っていこうと思いました。
―実際にお墓を移転していかがですか?
馬場さま:
岡崎墓園はとても日当たりがいいんです。場所が変わってとても明るくなったので、おばあさんも息子も喜んでいると思います。
―お墓参りにも行きやすくなりましたね。
馬場さま:
今は、しょっちゅうお墓参りに行っていますよ。息子のお友達もよく足を運んでくれているようなんです。こっちにお墓を持って来て本当によかった。もし、息子より私たちの方が先に亡くなっていたら、移転はしなかったでしょうね。そのままあちらに眠っていたかもしれません。そういえば、今日は息子の命日なんです。そんな日に、こういう風に息子のお墓の話をしているのも偶然ですね。
―本日はありがとうございました。