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お客様インタビュー 牧さま

お客様インタビュー 牧さま

 

勉強すれば、同じ予算でもより良いものがつくれる

―まず、今回のお墓づくりのあらましをお聞きかせください。

晴彦さま:

牧家は、長男の秀彦、次男のわたし、長女、明美の三人兄弟です。私と姉は愛知で、兄は東京でくらしています。

 

父、秀昭は、昨年3月に77才で他界しました。父の骨を納めるために、このたび、お墓をつくりました。納骨は今年の3月。父の一周忌にあわせて行いました。

 

今回のお墓づくりは、「おおまかな情報収集や業者選定をわたしが行い、要所要所で兄や姉、母の承認を得る」というかたちですすめました。

 

都也子さま:

ぜんぶ子どもたちが、きちんとやってくれたんですよ。

 

晴彦さま:

お墓代は、兄、姉、私の三人で出しました。金額は、おおまかには、「三人兄弟が、現金で無難に出せるぐらいの額」です。

 

【 今回、牧さまがつくったお墓 】

デザインイメージ

墓石  8寸角名古屋型DX スリン台付 水垂れ加工
使用石材 岡崎産 牛岩青石
墓誌  使用石材 岡崎産 牛岩青石
外柵  3平米通し階段型 防草仕上げ 那智石
使用石材 足助産 足助みかげ
加工 全ての石材に防水・防汚加工
墓石本体には耐震加工、免震施工を施してあります 

―お墓の業者は、どのように選ぶつもりでしたか。

晴彦さま:

墓石業者は、最初からネットを使って自分で探すと決めていました。家に営業にやってくる墓石業者は、胡散くさいので、いやでした。

 

お墓に先立ち、仏壇を買いましたが、その時にネットで事前に勉強しておくことの大事さを知ったんです。お墓も、事前によく勉強してから作ろうと思いました。

 

―仏壇はどのように選んだのですか。

晴彦さま:

最初は、何も知らずに仏壇屋にいき、説明を聞きました。でも、ぜんぜん分からない。それから家に帰って、ネットで仏壇の勉強をしました。その後、また仏壇屋に行って説明を聞くと、今度はよく分かりました。

 

やっぱり高いものを買うときには、少しは自分で勉強しておいた方がよいようです。その方が、同じ予算でも良いものが買えます。

 

―お墓の情報もGoogleなどでよく調べたのですか。

晴彦さま:

はい、徹底的に調べました。かれこれ30時間ぐらいは調査しました。そうして見つけた中で、特に印象的だったのが、矢田石材店のホームページでした。

 

石材店配布のものとは思えない、お墓ガイドブック

―矢田石材店のホームページは、どこが印象的だったのですか。

晴彦さま:

他の石材店のページには、売り手視点の標準的な情報しか載っていませんでした。でも矢田石材店のページは、わたしたち買い手の側に立った情報を載せていました。「お墓業界にもの申す」といった口調には、おどろきました。

 

【 矢田さんへの質問 】 ―なぜお墓業界を批判するのでしょうか。

個人的には、業界批判をしているつもりはありません。私の願いは、お施主さまに、正しい情報を知ってもらい、よいお墓を、適正な価格で建てていただくことです。それが業界批判に見えるのは、業界の方がおかしいのです。

 

お墓は不透明な商品です。墓石店、石材店の中には、『この人たちは、お施主さまをなめきっている』としか思えないことをする店があります。例えば、「外国産の石材で加工されたお墓を、国産墓石と偽って販売する」、「基礎工事も行わずにお墓を建てる」、「お客を見ながら価格をその場で決める」などです(※)。

 

矢田家は、三代続く、お墓職人の家系です。わたしは、お施主さまのために、いいお墓を作ります。それが私のいきがいです。

 

そして、牧さまから、先ほどお話のあったとおり、お墓のような「高価で、なおかつ一生に一度しか作らないもの」は、お施主さまに、はじめに基本的な知識を知っていただくと、よりよいものがつくれます。

 

その一助となればと願い、「お墓の参考書」というガイドブックを、いま無料配布しています。

※もちろん、このような業者はわずかです。大半の石材店は真面目に仕事をしています。

 

晴彦さま:

わたしもガイドブックを取り寄せました。業界批判をするような異色の石材店の情報なら、役に立ちそうだと考えました。

 

ガイドブックには、お墓づくりの基本的な知識のほかに、矢田さんが、墓石の仕入の時に詐欺にあった失敗経験なども赤裸々に書いてあり、驚きました。ずいぶん苦労しているのだなと思いました。ガイドブックは兄や母にも見せました。

 

事務所を訪問して、目の当たりにした「お墓実験室」

―ガイドブックを読んで、その次は何をしましたか。

晴彦さま:

矢田石材店に電話しました。一度、事務所を見に行くことにしました。

 

ガイドブックは良い内容でしたが、文章だけでは100パーセントの信用はできません。一度、本人を見てチェックしたいと思いました。

 

―事務所を見ての第一印象はいかがでしたか。

晴彦さま:

変な場所に木の小屋があり、そこが事務所だったので、おどろきました。もうちょっと普通の石材店を予想していましたので。

 

―この変な事務所を見て、牧さまの心の中で、矢田石材店への信用は下がりましたか。

晴彦さま:

いえ、信用は下がりませんでした。変な事務所ではあるものの、矢田さんが営利目的でなく、まじめにやっていることは伝わりました。ガイドブックに書いてあることと一貫性もありましたし。

 

その後、お墓実験室で、いろいろな実験を見せてもらいました。矢田さんが墓石を、ハンマーで強打した時はさすがに驚きました。

 

【 番外編:「お墓実験室」とは? 】

「お墓実験室」は、お客さまに、お墓の正しい知識を得ていただくためのショールームです。展示内容の例は次のとおりです。

 

1. 土台の石組みの耐震性の違いを示す展示

土台イメージ

土台イメージ

 

通常の施工では石材を積んでゆくだけです(※1)。ただ置いてあるだけなので、強く揺らすと崩れます。

 

土台イメージ

土台イメージ

矢田石材では、石どうしをボルトと金具で固定し、かつ石と石の間には、緩衝材を入れています。揺らしても、くずれません(※2)。

 

この工夫は、お墓を組んでしまうと、外からは見えません。しかし、私はお墓づくりは見えないところに気を使うのがだいじだと考えています。

※1 : すべての石屋さんが、「ただ石を置いているだけ」というわけではありません。ていねいな仕事をしている石屋さんもたくさんいます。あくまで「よくある組み方」というふうにご解釈ください。

※2 : お墓実験室では、まわりの柵をつかんで、実際に土台石を揺らして、耐震性をチェックすることができます。

 

2. お墓本体の耐震性のちがいを示す展示

通常の墓石イメージ

矢田石材店の加工イメージ

 

矢田石材では、お墓本体と土台石を接着剤でくっつけています。 また、本体と土台の間に、もう一つ石をかませています。これで耐震性が高まります。

 

コンクリートで固定するやり方もあります。しかし実はコンクリートは意外に接着力は低いのです。

 

牛岩(うしいわ)石を選んだ理由

―矢田さんと話をしてどんな印象を持ちましたか?

晴彦さま:

矢田さんは、過剰なまでにまじめな職人だと思いました。わたしの中では、矢田石材店でお墓を作ることに、心が決まりました。

 

後日、母、姉、兄といっしょに、もう一度、矢田さんの事務所に行きました。最後の承認を得るためです。

 

―お母さまやお姉さまは、矢田さんの事務所にびっくりしましたか。

明美さま

最初に説明を受けていたので、だいじょうぶでした。

 

都也子さま:

晴彦が良いというのだから、へいきでしたよ。

 

―今回、晴彦さんがお墓づくりにおいてこだわったポイントはどこですか。

晴彦さま:

いちばんこだわったのは石です。最近は、中国の石が多いようですが、できれば親父の墓は、日本の石でつくりたいと思いました。

 

―どの石をお選びになったのですか?

晴彦さま:

地元 愛知県で取れる「牛岩(うしいわ)石」を選びました。

 

墓石としては、愛媛の大島石(おおしまいし)や、香川の庵治石(あじいし)がブランド石です。最初は大島石にしようかとも思いましたが、いろいろ調べるうちに牛岩石の良さに気がつきました。

 

大島や庵治は年間数万トンの採石量がありますが、牛岩は年間数百トンしか採れません。それゆえ知名度は低いのですが、耐水性や風格など、石自体の品質は牛岩の方が良いように思えました。

参考資料:牛岩石の解説

矢田石材による解説

 

見知らぬ石材店さんに「矢田石材で作っただろう」と見破られた理由

―石を決めた後は何をしましたか。

晴彦さま:

その後、矢田さんから見積もりをいただき、さらに塔婆立てや、外柵、墓誌のデザインや石などについて微調整しました。墓誌には、最初、別の石を使う予定でしたが、結局、牛岩に統一しました。

 

―今回、牧さまは、見積もりに対し、値引き交渉はしましたか。

晴彦さま:

一度だけやりました。もしかしたら、この見積もりには値引き分の引きしろがあって、値引きを頼んだら、スッと引いてくれたりするのかなと予測したのです。でも、値引きはありませんとあっさり言われました。

 

すみません、値引きの引きしろとか、そういう戦略的なことは苦手なのでやっていません。

どの見積もりにおいても、正味の値段で見積もりを出しているので、ご理解ください。

 

―こうして平成20年の3月に、牧家のお墓ができあがりました。できあがったお墓を見ての感想はいかがでしたか。

晴彦さま:

最初は、よくわからないというのが正直なところでした。ただ、1カ月、2カ月と経つにつれ、ほかのお墓との違いが分かってくるような、牛岩ならではの風格が感じられてくるような気がするものですね。もちろん自分が作ったお墓だからというひいき目はあるのですが。

 

明美さま

親戚にも「いい石の、いい墓だな」と褒めてもらえました。わたしから見ても、どっしりしたお墓に見えます。

 

晴彦さま

母が、墓掃除をしている時に、見知らぬ石材屋さんが近寄ってきて、「これ、矢田石材で作ったんだろう。あそこはすごいよ」と言われたことがあるそうです。

 

都也子さま:

びっくりしたんですよ。いいお墓なんですね。

 

【 矢田さんへの質問 】 ―なぜ牧家のお墓が矢田石材のものだとわかったのでしょうか。

あくまで推測ですが、たぶん芝台の切れ目を見たのではないかと思います。

 

芝台一枚ものイメージ

分割芝台イメージ

 

芝台とは、お墓全体が載っている台のことです。普通の分割芝台の場合は、周囲の四辺、つまり目に見える部分だけを墓石で組み、目に見えない部分はコンクリートで埋めます。

 

一方、当店では、芝台は一枚ものを使っています。

四辺だけを石で組んだ場合、四つ角のところに石の継ぎ目が生じます。一枚石なら継ぎ目はありません。その石屋さんは、継ぎ目の部分を見分けたのではないかと思います。

 

誰しもが、「お墓を見る目」がないままお墓をつくらなければいけない

―これからお墓をつくる人に向けてのアドバイスなどあればお聞かせください。

晴彦さま:

「私の経験で」ということで言います。お墓は、一回建てると「見る目」ができます。逆にいうと、建てるまでは「見る目」ができません。

 

でも、お墓は、基本的には一生に一回しかつくりません。つまり、「見る目」がないまま、作ってしまわなければなりません。

 

ということは、やっぱり良いお墓をつくるには、信頼できる会社にきちんと作ってもらうしかないということになります。

 

どこが信頼できる会社なのかは、人それぞれに基準があると思います。でも、わたしは、矢田さんにお墓づくりをお願いして、本当によかったと思っています。

 

矢田さんは、これから10年の間は、年に一度、追加料金無しでお墓の掃除に来てくださるとのことでした。これもありがたいことだと思っております。

 

【 矢田さんへの質問 】 ―年に一回のお墓掃除とはどのようなことをやるのですか。

とにかくお墓を徹底的にきれいにします。作るときと同じぐらいの気合いで、掃除します。

 

私は、お墓は、作って終わりではないと思います。職人としてのわたしは、少なくとも10年の間ぐらいは、自分の作ったお墓をきちんと磨きたい。そして、みなさんに、きちんとおまいりをしてほしいと願うのです。

 

お墓は、最初は、単なる石にすぎないけれど、そこにおまいりをすることにより、いつしかそのお墓が、故人そのものになっていく、そういうものだと思うのです。

 

―今日は色々なお話ありがとうございました。最後にひとことお願いいたします。

晴彦さま:

今回、矢田さんに、とても良いお墓をつくっていただきました。親父もよろこんでいると思います。矢田さん、今回は、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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