お客様インタビュー 藤井さま
お墓の基礎工事が気になってたどり着いた矢田石材店
―まず、お墓を建てられることになったいきさつをお聞かせいただいていいでしょうか。
藤井さま:
父親が亡くなって長男の自分が建てなきゃいけないと思ったのと、姉のお墓が棒杭1本だったので、一緒にちゃんとしたのを建てたかったんです。 姉のお墓は山奥で行きにくい場所にあって、父も生前、歳とってもお参りしやすい場所に移したいと言ってましたから。
―ずいぶんいろんな石材店を回られたとうかがいました。
藤井さま:
休みのたびだったから子供にも「またぁ」と言われてしまいました。さんざん石材店を回って、展示場ではわからないからと墓苑へも行って、いろんなお墓を見たけど決め手がなかった。
奥さま:
わたしたちは昔からある普通のお墓、オーソドックスなしっかりしたお墓が建てたかっただけなんですけどね…
お墓に善し悪しなし
―矢田石材店を見つけたのはなぜですか?
藤井さま:
いろいろなお墓を見てまわるうちに基礎工事のことが気になりだして、検索したら矢田石材店のホームページがヒットしたんです。夢中で読んで、とにかく話を聞いてみようとでかけました。
―矢田石材店を訪れていかがでしたか?
藤井さま:
私たちを担当してくれたのは榊原さんでした。自分の悩んでいた基本的なこと、お墓ってそもそも何なんだろうってことがクリアになってきました。ひとつひとつの質問に丁寧にきっちり答えてくれましたから。気になってた墓相についても詳しく説明してくれて、打ち合わせを重ねる毎に榊原さんの名刺の裏にあった「お墓に善し悪しなし」って言葉に、そうだよな、と納得できたんです。 それですっきり、ここでお願いしようって。
奥さま:
家の代りなんですよ、お墓は。家は建てられなくてもお墓はきっちりしたのを建てたかったんです。 お墓は誰でも建てられるものじゃないですよね。長男だからって家にお墓があれば建てられないし。 だからそういうことができるのは本当に幸せなことだと思います。
―合祀されたお姉さまについておうかがいしてよろしいでしょうか?
藤井さま:
生まれてすぐに亡くなった、いわゆる死産なんですが、父から「姉は小さな箱に入れて埋めた」。と聞いてました。
奥さま:
あまりに小さいので火葬にすると何ものこらないと言われてそのまま埋めたそうです。
藤井さま:
父の家が大工で、祖父がつくった小さな棺に着物にくるんだ亡骸を入れた、って聞いたから、着物の切れ端でもでてくるんじゃないかと、掘ってもらいました。
悩むことこそがお墓づくりであり、先祖供養になる
―おもちゃは天然素材じゃないから土にかえらなかったんですね。
藤井さま:
出てきたおもちゃは父のお墓に入れるまでしばらく仏壇に供えてあったんですが、思い立ってきれいに掃除しようとしたら、「手で握ってたかもしれないよ、そのままにしといたら。」と妻に言われて…
奥さま:
ついてる土に髪の毛の1本でも溶けてるかもしれないし、お骨がもうないわけだから多少なりとも一緒にいれてあげられたらなぁ、と。
藤井さま:
父親も娘と一緒ならさみしくないし、喜んでると思います。
―最後にこれからお墓を建てられる方にアドバイスをお願いします。
藤井さま:
実際にお墓を建てようと行動を起こすと様々な問題に直面します。まず墓地、その立地条件、石の材質、お墓のデザイン、基礎工事など数えあげればきりがありません。そして故人、家族のことを考えれば考えるほど悩みも深くなっていった様な気がします。しかし、この悩みこそがお墓づくりであり先祖供養の始まりで、「あせらず納得のいくまで考えて下さい、お付き合いします」と矢田石材店さんに言われ、ココロがすっきりしたのを覚えています。最終的には「お墓に善し悪しなし」思いあればこそです。大切なのは自分が納得できるかどうかだったような気がします。
―本日はお忙しいところ貴重なお話ありがとうございました。
【 榊原さんへの質問 】 お墓は榊原さんが掘られたそうですね?
はい。どれだけ掘っても何もでてこなくて、これはもう全部土にかえったんじゃないかと思ったころ、小さなバネのついた丸いものがでてきたんです。で、周囲を丁寧に掘り下げてみるとわかったんです、あぁ、おもちゃだ、と。赤ちゃんのガラガラです。たぶんお父さまが棺に入れたものでしょう。